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アフター更年期は「食べ過ぎた翌日」が重要!やせる人・太る人の食生活の違いは?

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浜中聡子

比較的涼しくなってきて、お出かけや外食が楽しい季節ですね。季節を感じるおいしいものを食べたい!けど最近、ただでさえ太りやすくなってるし……と心配をしている方、大丈夫です。アフター更年期の体重管理法について、クレアージュ エイジングケアクリニック総院長の浜中聡子さんに教わりましょう。

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2日単位でバランスをとる

おいしいものを自由に食べられる幸せ。当たり前のことですが、健康あってのこと。

涼しくなってきて久しぶりに会う友人とのランチ、家族との外食、旅行先で食べる名物……。日常をちょっと離れてテンションが上がっているときは、「今日は特別だから」と、つい過食になりがち。

でも、心配しなくても大丈夫です。もし食べすぎたら、翌日はカロリー少なめの粗食にしてバランスをとればいいのです。早めのリセットで、脂肪細胞がつくのを防ぎましょう。

ただし、注意したいのは、早目にリセットすることです。アフター更年期の方たちは、1週間後にリセットすればいい……というわけにはいきません。なぜなら脂肪細胞は、1個が2個、2個が4個、4個が8個、8個が16個と細胞分裂して、ねずみ算式に増えていくから。

この脂肪を落とそうとすると、1個ずつつぶすしかないので、増えるときよりも何倍も時間がかかってしまいます。

そこで、とり過ぎたエネルギーは翌日減らす、を基本にしましょう。足りなかった栄養は、翌日多めにとる。2日単位でバランスをとっていくと、軌道修正しやすくなります。アフター更年期は、高エネルギー食に慣れてしまわなければOKです。

急激に体重を減らすのはNG

「うっかりして高エネルギー食が続いてしまい、気づいたら体重が……」そんなときは、どうしたらいいでしょう。

そんなときも、急激に体重を減らしてはいけません!

アフター更年期の人は、すでに複数のダイエット経験があるかもしれません。アフター更年期に限らずですが、体重を急激に減らそうとすると、まずダイエットは成功しません。

食事を減らして急激な減量をすると、必ず飢餓状態がやってきます。けれども体は飢餓状態に入っても生き延びられるようにできているので、やせにくくなってしまうのです。

食べなくてもやせにくいという状態で、空腹に耐えきれずに食べてしまうと、どんどん吸収されてかえって太ってしまいます

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