50代 安心してきれいになる!初めての【美容医療クリニック】でなりたいイメージの伝え方
医師は治療法を提示してくれますが、やりたくないものは断ってOK
診察時に美容的な悩みを医師に相談すると、医師はその患者さんの肌状態などを診て、一人一人に合った治療法を提示してくれます。このとき治療法のメリットだけでなく、デメリットもきちんと説明してくれる医師がいいでしょう。まずは治療のメリット・デメリットの説明を受け、理解することが大事です。医師の説明でわからないことがあったら、その場で質問をして疑問を解消することが大事なのは、一般のクリニックを受診する場合と同じです。
また一般のクリニックで受ける治療は病気を治すものですが、美容医療クリニックで受けるのは、アンチエイジングや今よりも美しい状態になるための治療です。医師はその人の悩みを解決するために治療法を提示してくれますが、「絶対に受けなくてはダメ」と治療を押しつけているわけではありません。
たとえばシワを例に簡単に説明しましょう。
シワに対する治療としてはボトックスを注入する、ヒアルロン酸を注入する、薬剤を皮膚に浸透させる、超音波を当てる、糸を入れて引き上げてシワを改善する、手術などの選択肢があります。
医師はその人の肌状態や骨格などを見て、有効性が高いと考えられる治療法を提示してくれますが、「手術までは考えていない」「糸を入れるのは痛そうだからイヤ」などの不安や希望がある場合は、遠慮せずにそれを伝えましょう。そうすると医師は「手術ほどの効果は得られないかもしれないけれど」と次善の策を提案してくれるでしょう。
医師の説明で理解できなかったことは、カウンセラーに確認しましょう
医師の診察の後、カウンセラーにより、提示された治療法について再度細かな説明があります。カウンセラーは医師と患者さんとの間をつなぐような存在です。「どの施術を受けたらいいのだろう」と迷っている場合、医師の説明が十分に理解できなかった場合など気になること、不安などについて、どんな些細なこともで、カウンセラーに相談して気がかりを解消しておくことが大事です。
もし、カウンセラーがいないクリニックの場合、医師の説明が十分に理解できないなど不安があるときは、看護師に尋ねるなどして、疑問を解決しておきましょう。
美容治療を受けると、内出血、腫れ、むくみなどの症状が出ることがあります。これらの症状が消えるまでの時間をダウンタイムと言います。今の日常生活ではマスクをするシーンが多いので、部位によってはマスクで隠れてダウンタイムがほとんど気にならない場合もあります。
ただし、どんな治療や施術にも程度の差はあれ、ダウンタイムはあるものだと思っておいたほうがいいでしょう。そしてダウンタイムは個人差がありますが、一般的にその治療・施術を受けた場合、ダウンタイムがどれぐらいあるのか、後になって不安にならないためにもカウンセラーに確認しておくとよいでしょう。
治療の内容などの説明の後に、カウンセラーから費用についても説明があります。クリニックによっては、その治療や施術がその人に合うかどうかを見極めるため、初回のみトライアル価格を設定している場合もあるので、まずはそうしたものを試すのもよいかもしれません。
自費診療で費用は大切なポイントでもあるので、費用については、次回でくわしく説明しましょう。
医師
廣瀬雅史
美容クリニックTHE ONE.の医師。奈良県立医科大学医学部卒。日本形成外科学会認定専門医•美容外科医・美容皮膚科医。学生の頃から自身も美容が好きで美容外科医を志す。さまざまな学会や勉強会にも積極的に参加し、最新の美容情報にも精通している。「医療を受ける側が不利益を被る業界であってはならない」という定見のもと、〝綺麗になりたい〟〝いつまでも若々しい姿でいたい〟という患者の声と真摯に向き合う。
美容クリニックTHE ONE.の医師。奈良県立医科大学医学部卒。日本形成外科学会認定専門医•美容外科医・美容皮膚科医。学生の頃から自身も美容が好きで美容外科医を志す。さまざまな学会や勉強会にも積極的に参加し、最新の美容情報にも精通している。「医療を受ける側が不利益を被る業界であってはならない」という定見のもと、〝綺麗になりたい〟〝いつまでも若々しい姿でいたい〟という患者の声と真摯に向き合う。