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専門家に聞く うつうつ・もやもやの手放し方。ティッシュ1枚でこころが軽くなる方法とは? 

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ゆうゆうtime編集部

緊張しがちな人は、体をほぐして、かたまった気持ちをほどくケアを知っておくと安心ですね。1枚のティッシュで心が軽くなるという方法を、ベスリクリニックの先生に伺いましょう。後半は、口角を上げて、つくり笑いのすすめです。

たまりにたまった感情はティッシュとともにバラして捨てる

怒りなどネガティブな感情で、こころがパンパンになっているけれど、どこにも吐き出せないというとき、ティシュを1枚取り出してこのワークを行いましょう。

方法は簡単。大きく息を吐きながら、ティッシュを縦に裂いていくだけです。
短いほうの辺が上になるようにして持つと、きれいに気持ちよく裂けます。

息を吐くことと、目の前のティッシュを裂くことに気持ちを集中させるのがコツ。ティッシュを裂く筋肉の動きと、息を吐く動き、ティッシュが破れるという目からの刺激があいまって、緊張がゆるんでいきます。

2〜3枚裂いたら、丸めて捨ててしまいましょう。そして、緊張がゆるんだかな? スッキリしたかな? と チェックしてみてください。ゆるんだ・スッキリしたと思ったらその感覚をじっくりと味わいます。

いらない感情にさよならしてこころに余白ができると、気持ちが楽になるだけでなく、自分を癒してくれる言葉やもの、周囲の支援に気づきやすくなります。

フーッと大きく息を吐きながら、ゆっくりティッシュを縦に裂きます。

息を吐くこととティッシュを裂くことに集中し、ティッシュが裂ける様子をしっかり見ましょう。

裂いたティッシュは、丸めてゴミ箱に捨てます。

そのとき、少し緊張がゆるんだ、ちょっとスッキリしたなど、感覚をしっかり味わうことが大切。すると、こころがいっそう軽くなるはずです。

ほほ笑んで、脳を勘違いさせてネガティヴな気持ちを手放す

つらい、悲しい、苦しいときに、ほほ笑むことなんてできないと思うかもしれません。

でも、無理にでもほほ笑むと、なぜかポジティブな感情が生まれるのです。まさか!と思ったら、いますぐやってみましょう。

ほほ笑むことで、たとえそれがつくり笑顔だったとしても、脳は「楽しい」と勘違いします。

表情筋と脳はつながっているので、顔が笑っていることで「楽しい」「うれしい」と脳が判断するわけです。このとき、とくに刺激されるのは脳の前頭前野という部分です。人間らしい思考や行動の源となるところで、コミュニケーションとも深くかかわっています。

ほほ笑むことで前頭前野の緊張がやわらぎ、扁桃体の活動を抑えてこころが落ち着くと、仕事の効率が上がったり、コミュニケ ーションの感度がよくなって周囲の人との意思疎通がスムーズになる効果も期待できます。

免疫力とも関係があり、「笑い療法」が存在するくらいです。緊張して心身がこわばっていると感じたときは、口角を上げてほほ笑みましょう。

口角を上げることを意識して、ほほ笑みます。

顔がこわばってうまくいかないときは、口を縦横に開け閉めして表情筋を刺激。そうすると筋肉が動きやすくなります。

まずは鏡を見て練習してみましょう。

笑顔になったとき、こころにどのような変化が起こるか、観察してみてください。

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※この記事は『おうちメンタルケア入門 不安をそっと手放す方法』ベスリクリニック監修(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。

監修者

メンタルクリニック

ベスリクリニック

ストレスでメンタル不調をかかえる人が多い現代社会。体づくりをするトレーニングジムがあるように、メンタルをすこやかにととのえる場所が必要という考えをもとにベスリクリニックは生まれました。こころ、脳、体はつながっており、トータルで治療を行えば、薬は最小限、症状によっては薬は不要です。メンタルケアの方法はひとつではありません。医師の診断に基づき、その人にもっとも合う治療を選べることもべスリクリニックの特徴です。

ストレスでメンタル不調をかかえる人が多い現代社会。体づくりをするトレーニングジムがあるように、メンタルをすこやかにととのえる場所が必要という考えをもとにベスリクリニックは生まれました。こころ、脳、体はつながっており、トータルで治療を行えば、薬は最小限、症状によっては薬は不要です。メンタルケアの方法はひとつではありません。医師の診断に基づき、その人にもっとも合う治療を選べることもべスリクリニックの特徴です。

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ベスリクリニック監修
主婦の友社刊

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