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【堀江家の簡単おせち】今年は数品だけを手作り。「定番おせち」の作りやすいレシピで技あり!新鮮!

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ゆうゆう編集部

新年を寿ぐ「おせち」。 忙しい年末にすべてを用意するのは大変ですが、数品だけでも手作りすれば食卓が華やぎ、幸せな気分に! 教えていただくのは、堀江ひろ子さんとほりえさわこさん。今回は「たたきごぼう」「黒豆」「栗きんとん」、定番おせちの作りやすいレシピを紹介します。

(左)堀江ひろ子さん
1947年生まれ。小学生の頃から料理研究家の母、故・堀江泰子さんを手伝い、料理研究家に。日本女子大学食物学科卒業。栄養士。電子レンジを活用した、手近な食材で手早く作れる家庭料理が得意。

(右)ほりえさわこさん
1973年生まれ。幼稚園の頃から本物の包丁を握り、中学生の頃からは祖母と母の料理教室「堀江料理学園」で基礎を学ぶ。女子栄養大学卒業。料理研究家、栄養士。イタリア、韓国でも料理を学ぶ。

定番おせちを大皿に盛りつけ

おせちを重箱に詰める場合、いくつか決まりごとがありますが、奇数の種類を詰めるということくらいを意識すれば十分。重箱がない場合も、大きめの皿やかご、トレイなどを活用し、絵を描くように楽しみながら盛りつけて。豆のように小さいものや、他と味が混ざるのを防ぎたい酢の物などは、小さな器に入れてのせるのがコツです。

たたきごぼう

繊維質の豊富なごぼうで野菜不足を解消

【材料】(作りやすい分量)
ごぼう......150g
酢......大さじ2
A
だし......1カップ
みりん、薄口しょうゆ ......各大さじ1

いり白ごま......大さじ2

B
酢......大さじ1 1⁄2
砂糖......大さじ1
塩......小さじ1⁄4

【作り方】
①ごぼうは包丁の背で皮をこそげ、鍋に入る長さに切る。酢を加えた湯にごぼうを入れて煮立て、4 ~ 5分かためにゆでる。
②ごぼうをまな板に並べ、めん棒で軽くたたく。鍋にAを入れて煮立て、ごぼうを加えて3 ~ 4分、好みのかたさに煮る。火からおろしてそのままおき、味を含ませる。
③ごまを半ずりにしてBを加えて混ぜ、 ②の煮汁大さじ2を加えてのばす。
④②のごぼうは汁けをふいて4cm長さに切り、③に加えてまぶす。

調理時間 25分
保存期間 冷蔵で4〜5日

黒豆

豆をじっくり煮て、ふっくらと仕上げて

【材料】(作りやすい分量)
黒豆......1袋(250g)
砂糖......250g
塩......小さじ1⁄2弱
しょうゆ......小さじ2

【作り方】
①黒豆は洗い、鍋に水6カップ、塩とともに入れ、一晩つける。
②①の鍋を火にかけ、煮立ったら弱火にしてアクを取る。落としぶたをして、豆が煮汁から出ないように、ときどき差し水をしながら弱火で5 ~ 6時間煮る。
③ 豆が親指と薬指ではさんでつぶれるぐらいやわらかくなったら、砂糖を加えてひと煮立ちさせ、火を止めてキッチンペーパーの落としぶたと鍋のふたをする。一晩おいて味を含ませる。
④ 鍋を火にかけ、煮汁がひたひたになるまで煮つめ、しょうゆを加えてひと煮立ちさせ、火を止める。冷めたら汁ごと密閉容器に入れて保存する。皿に盛り、あればちょろぎを飾る。

調理時間 5〜6時間(水につける時間、味を含ませる時間は除く)
保存期間 冷蔵で約2週間(冷凍なら約1カ月)

急ぐときは炊飯器&圧力鍋で
●炊飯器での豆のもどし方
①の豆を火にかけて煮立たせ、炊飯器に入れる。2 ~ 3時間保温する。
●圧力鍋での豆の煮方
圧力鍋に①の豆、砂糖を入れ、落としぶたをする。ふたをしめて火にかけ、圧がかかったら火を弱めて25分加熱し、圧が抜けるまで自然放置する。ふたを開けて煮汁を煮つめ、しょうゆを加える。味を含ませるために一晩おかなくてもOK。

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