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【ガーデニング】植えつけは今!春に咲かせる一年草・球根・宿根草

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光武俊子

空が高くなって過ごしやすい季節になりました。けれども、北海道からはもう雪の便りが届きます。急ぎ足で通り過ぎる秋に乗り遅れないように、庭やベランダの作業をしましょう。冬も庭やベランダが寂しくないように、また春を夢見る植えつけのタイミングです。

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寒さが訪れる前に根をしっかり張らせる

10月後半でも夏日が続くような気候なので、このテーマがついうっかり11月になってしまいました。冬から、そして春から初夏に庭やベランダを彩る花々は、最高気温が15℃を下回らない今が植えつけの“最終適期”! 「まだコスモスが咲いているの」というあなたも、とにかく園芸店をチェックしましょう!

園芸店には今から春まで咲き続けるパンジーやビオラ、春に咲く球根、初夏を飾る宿根草の苗がすでに種類豊富に揃っています。とくにパンジーやビオラの最新品種、流通の少ないチューリップの人気品種、珍しい宿根草などは売り切れ前に入手しておきたいものです。

晩秋まで咲き続ける草花で庭やベランダに苗を植えるスペースがまだない場合、買った苗をポットから抜いてみて根がみっしり張っていたら、一回り大きな鉢に仮植えしましょう。というのも、寒さが訪れる前に根をしっかり張らせることで、春の株張りや花数が格段に変わるからです。球根もポットに仮植えしておけば芽出し球根として、寄せ植えなどにいつでも使えます。

一回り大きな鉢に仮植え

ポットで花芽を出したヒアシンス

春に大株に育つ「一年草」は株間をあけて植えつけ

パンジーやビオラ、スイートアリッサム、ストック、プリムラなどは真冬に花が止まったり数が減ったりすることはあっても、晩春まで長く咲き続ける一年草です。なかでもパンジーやビオラは雪をかぶっても咲き続け、冬の庭を彩ります。

霜や雪のなかで咲くビオラ

また、これらは(秋に根を張らせておくと)春に見事な大株に育つので、(上に伸びる)ストック以外は株間を1株分あけて植えつけるのがコツです。花壇では苗を植える場所を大きめに掘り、底の土に緩効性化成肥料を元肥として規定量混ぜてから、苗を植えつけます。

庭土に元肥を混ぜる

株間はあけ気味に植える

鉢の場合は、3~3.5号(1号=直径3㎝)のポット苗を一~二回り大きな5号くらいの鉢に定植。あまり大きな鉢に植えると、鉢土が乾くのに時間がかかって根腐れしやすくなりがちです。大きめコンテナに数株を寄せ植えする場合などは、鉢底に鉢底石を入れて水はけをよくするとよいでしょう。

近年は市販の培養土に元肥が含まれることも多いため、培養土の袋の表記は要チェック! 肥料が入っていなければ、緩効性肥料を元肥として混ぜて鉢底に入れ、苗の根が肥料に直接触れないようにして植えつけます。その後、肥効期間が過ぎるまで(だいたい冬中)追肥の必要はありません。

春には大株になる

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