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【ガーデニング】カラフルな花が晩春まで繰り返し咲く「プリムラ」の寄せ植え

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園芸ガイド編集部

冬から晩春まで、半年近く花が楽しめる「プリムラ」。ここでは、英国園芸研究家の吉谷桂子さんにカラフルな寄せ植えを提案していただきました。店頭でびっしりとつぼみをつけたプリムラの苗を見つけたら、ぜひ作ってみて!

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【ガーデニング】ローメンテナンスで長く楽しめる「ガーデンシクラメン」の寄せ植え

豊富な花色がそろう【プリムラ】

かわいいパステル、大人っぽいアンティーク風やビビッドカラーまで、豊富な花色がそろいます。さまざまな花色を選ぶ楽しさはプリムラならでは! 

さらに冬から春までプリムラは姿が乱れにくく、葉姿が整っているのも特徴。ローメンテナンスでロングライフの寄せ植えも可能です。パンジーやペチュニアなどに比べ、長く咲き続けても根があまり広がらないから、小さな器でも楽しめます。

プリムラの花を次々に咲かせるコツは、週に1回は液肥を与え、終わりかけた花がらと茎をハサミで切りとること。そのとき、密集して咲く花を少し広げて、株元に光を当てます。次に咲く花芽が上がりやすく、次々に開花します。

【プリムラの寄せ植え①】草丈が低い植物を剪定枝のオブジェで飾る、冬の寄せ植えアイディア

微妙な花色のプリムラ・ポリアンサ ‘センセーション’ から、くすんだ大人っぽい色みを選んでいます。

マツボックリをグルーガンでつけたカラマツの剪定枝のオブジェが、草丈の低い冬の寄せ植えを飾るアイディア。この上から寒冷紗やビニールなどをかければ、耐寒性の低いニューサイランを霜から守ることもできます。

アイビーはポット苗で育った挿し芽をばらして植え込み、すき間をマツボックリでカバー。

苗の配置図

A:プリムラ・ポリアンサ ‘センセーション’
B:ビオラ ‘サンセットオーシャン’
C:ビオラ(赤紫)
D:パンジー ‘天の羽衣’
E:ニューサイラン ‘ゴールデンレイ’
F:ヒューケラ ‘モカ’
G:アイビー

コンテナの大きさ/直径36cm、高さ39cm

寄せ植えとは、複数の植物を1つの鉢やプランターにまとめて植えることです。花の色や形、高さのバランスを考えることで、美しいアレンジが楽しめます。同じ環境を好む植物同士を組み合わせるのがコツです。季節ごとに植え替えれば、年間を通じて楽しめる人気のスタイルです。

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挿し芽とは、植物の枝や葉の一部を切り取り、それを土に挿して新たに発根させ、新しい株をふやす方法です。多肉植物や観葉植物、花木、ハーブなどさまざまな植物に適用できます。成功のポイントは、芽が出やすい若くて元気な部分をさし穂に選ぶこと、挿し床を清潔に保ち、湿度管理を丁寧に行うことです。挿し芽後は直射日光を避けて明るい日陰で管理すると発根が促進されます。初心者にも手軽で人気の方法であり、お気に入りの植物を簡単にふやす楽しみが広がります。

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寒冷紗とは、綿や化学繊維でできた目の粗い布で、植物を日差しや霜、害虫から守るために使います。目の粗さや色の違いで、遮光率が変わります。

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夏越しとは、暑さに弱い植物を夏の高温や強い日差しから守り、元気な状態で夏を乗り切らせる管理のことです。鉢を日陰に移動する、風通しをよくする、水やりを工夫するなどの対策が必要です。

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銅葉とは、植物の葉の色が銅のような赤茶色やブロンズ色を帯びた種類のことを指します。この独特の色合いは庭や鉢植えでアクセントとして活躍し、彩り豊かなガーデニングにおいて人気です。例えば、ヒューケラやコルジリネなど、一年中その美しさを楽しめる銅葉植物が多くあります。また、銅葉と緑の葉を組み合わせた配置も視覚的に非常に魅力的です。ガーデニング初心者にも育てやすい品種が豊富なのもポイントです。

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株元とは、植物の茎が地面と接するあたり、根元の部分を指す言葉で、水やりやマルチング、病害虫の発生チェックなど園芸作業の上で注目すべき場所です。特に多年草や樹木では、株元の通気性や湿度が健康維持に大きく関係し、落ち葉や腐葉土のたまり過ぎによって蒸れたり、カビが発生するリスクもあるため注意が必要です。冬越しや剪定後の管理でもポイントになる場所です。

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剪定とは、植物の不要な枝を切り取る作業のことです。形を整えたり、風通しをよくしたり、枝分かれを促したりする目的で行われます。剪定を行う目的に合った正しい時期に行うことが大事です。

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