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まさかの89歳!【美容研究家・小林照子さん】20代からしている美肌維持のための「蒸し活」とは?

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ゆうゆう編集部

12月から2月にかけては最も湿度の低い時期。湿度の影響を受ける肌にとって、過酷な季節です。乾燥を放っておくと、シワやたるみなどエイジングが加速してしまうことも! そこで、常に美肌を保ち続けている方に、乾燥知らずになれるお手入れについて聞きました。今回は美容研究家の小林照子さんです。

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お話を伺ったのは
小林照子さん 美容研究家

こばやし・てるこ●1935年生まれ。
大手化粧品メーカーにて、世界で初めて美容液を開発。
退職後、56歳で美・ファイン研究所を設立。独自の美容理論を確立し、その普及・啓蒙に努める一方、後進の育成・指導にも力を注ぐ。
『美しく生きるヒント』(青春出版社)など、美容や生き方についての著書も多数。

「蒸し活」で89歳の今もうるおいと透明感に満ちて

美容の道に入るずっと前から、温冷美容を続けている小林照子さん。

「原点は、山形での疎開時代なんです。東京から行った私は慣れない雪道でしょっちゅう転んで、顔や手足がひび、あかぎれだらけ。すると近所の人が『照子ちゃん、熱いお湯と冷たい水に、手足を繰り返しつけてごらん?』と教えてくれて、そのとおりにしたら治ったんです。巡りがよくなったんでしょうね」

より簡単にするためにホットタオルを使い始めたのは20歳の頃。

「ホットタオルの温かさと蒸気で肌がやわらかくなり、毛穴が開きます。肌の汚れや古い角質がふやかされるので、ふき取ることで毛穴に詰まったものまで無理なく取り去ることができますよ。やわらかくなった肌には、スキンケアも浸透しやすいんです」

血液の巡りを高める働きもある。

「全身に栄養を運び、老廃物を回収するのは毛細血管の役目ですが、寒くなると収縮します。それだけでなく、年齢を重ねると真皮が薄くなり、毛細血管がつぶれてしまうんです。これでは十分に働きません。もちろん、バランスのいい食事や運動、入浴なども血液の循環を促すのに有効ですが、それは全身への影響。ホットタオルは直接肌に働きかけられるので結果が出るのが早い。血行がよくなれば肌に栄養が行き渡り、透明感も出ますよ」

それに加え、リラックス効果もある。

「肌を温めると気持ちも緩む。その状態でケアをすれば、効果も上がります」

【ホットタオルケア】で巡りをよくして肌を整える

やけどしない程度の熱めのお湯にタオルを浸して、ギュッと絞る。水で濡らしたタオルを電子レンジで1分ほど温めてもOK。こうして作ったホットタオルを顔にのせて30秒。朝は洗顔後、夜はメイク落とし時にふき取りも兼ねてケアを。

【ハンドケア】も大切

「仕事柄、人さまに触れる手の保湿も欠かせません。手を洗うたびにクリームをつけています。手がしっとり若々しいとそれだけで見た目年齢が変わってくるので、ケアは必須です」

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