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61歳【定年後の自分磨き】フリーアナウンサー吉崎典子さんの「失敗してもいいから、とりあえずやってみる!」

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ゆうゆう編集部

春です。新しいことを始めませんか。新しい自分磨きに挑戦した方のインタビューをご紹介しましょう。フジテレビを定年退職し、フリーランスとして活躍中の吉崎典子さん。歌舞伎に講談、書道など、趣味を仕事につなげて活躍を重ねています。輝き続ける秘訣は、失敗を恐れずチャレンジする柔軟さにありました。

60歳で定年退職しフリーランスに転身

「おはよう!ナイスデイ」や「FNNスーパーニュース」など、フジテレビの人気番組でアナウンサーとして活躍した吉崎典子さんは、60歳を迎えた2021年10月、フジテレビを定年退職した。

「会社の規定では誕生月の末日で定年退職となるので、10月生まれの私は10月31日が退社日に。でも、あまり深く考えていなくて、辞めようと思ったのは直前でした」

65歳まで嘱託として会社に残る道もあったが、吉崎さんが選んだのはフリーアナウンサーとして活動するという新しい道だった。

「このまま65歳まで会社にいるんだろうなと思っていたのですが、よく考えてみると、この先もやっていく仕事はあまり変わらないんじゃないかと気がついて。それにアナウンサーとして28年、他部署で10年、計38年間も会社員をやったので、やり切った感もありました。この先は何か新しいことをやったほうが面白そうだな……そう思いました」

「会社員を卒業することになりました」と書いた挨拶状を200枚ほど送ると、反応してくれた人がいた。それは、かつて「おはよう!ナイスデイ」で一緒にキャスターを務めた生島ヒロシさん。フリーアナウンサーの先輩であり、キャスターやタレントのマネジメントを手がける芸能事務所・生島企画室の会長でもある。

「生島さんとは番組でご一緒させていただいたあとも『お茶でも飲まない?』なんて声をかけていただいて、局内の喫茶室でお話しすることがありました。退社の挨拶状を送ったときも『ちょっと話を聞きに来ない?』と生島さんからご連絡をいただいて、事務所に伺って。トントン拍子で話が進み、業務提携という形でお世話になることになりました」

フリーに転身して1年数カ月。新しいことにたくさん挑戦できた、と笑顔で振り返る。
「今は、フジテレビのアナウンススクール『アナトレ』の講師という仕事と歌舞伎の仕事が私の生活の大きな柱。私自身が楽しみながら好きなことをやらせていただいているので、ありがたいなと思っています。また、ニッポン放送で『吉崎典子物見遊山てんこ盛り!』という歌舞伎の特別番組を作っていただきましたし、同局で『私の正論』というレギュラー番組も担当しています。特に歌舞伎に関しての仕事が想像以上に広がって、充実感と幸せを感じた1年でした」

定年後のフリーランス生活は想像していたよりも超楽しい!

フジテレビの楽屋前にて。
「タレントさんの取材で入ることはあっても、自分の名前で楽屋をもらったのは初めて。感激しちゃいました」

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