葬儀・お香典・家族葬【令和のお悔やみマナー】コロナ禍で変わったこと、変わらないこと
Q 親戚、友人、仕事関係……それぞれのお香典の金額の目安は? 供花を送ったら、お香典はいらない?
A 親戚は1万円 が目安。供花とお香典は、いずれかでOKです
お香典の金額は、個人との関係や、その人の立場や年齢によって変わってきます。
目安は、親戚は1万円、友人や仕事関係なら3 0 0 0~5 0 0 0円です。仕事関係の葬儀で、会社で規定がある場合はそれに従います。ただし親戚で、以前お香典をいただいたことがある場合は、同じ金額を包みます。たとえば親の葬儀に3万円のお香典をいただいていたなら、3万円を包むのが礼儀です。
葬儀に供花を送る場合、お香典を包む必要はありませんが、故人と親しい場合は両方でもかまいません。供花を送る場合は、式場や葬儀を執り行う葬儀社に問い合わせて、通夜までに届くように依頼します。
故人との関係別のお香典の最多回答額
【こんなときどうしたら?】
無宗教葬の場合のお香典について
無宗教で行う葬儀でも、喪家から「お香典は辞退させていただきます」と伝えられていなければ、普通の葬儀と同様、お香典を持参します。不祝儀袋は黒白または双銀の水引に「御霊前」の表書きが基本ですが、市販の「お花料」の封筒(十字架のついていないもの)を使ってもいいでしょう。家族葬の後に行われる無宗教の「お別れの会(偲ぶ会)」に参列する場合も同じです。なお、会費制のお別れの会の場合は、お香典は必要ありません。
Q 葬儀に参列できなかった場合、どのように弔意を表せばいいですか? また、葬儀後に知った場合は?
A お香典を郵送し弔電を。葬儀後であれば、四十九日に供花を
葬儀に参列できない場合、代理の人に参列してもらう方法もあります。しかし、それができない場合は弔電を打ち、お香典を郵送します。弔電は葬儀の前日までに喪主に宛てて送ります。お香典は不祝儀袋に包み、お悔やみの手紙を添えて現金書留で送ります。弔電や手紙では忌み言葉を使わないように気をつけましょう。
葬儀後に知った場合はお香典を送ってもいいですし、四十九日に合わせて花を送るのもいいでしょう。白一色よりも、やさしい色合いの花がいいと思います。葬儀後1カ月くらいすると祭壇の花も少なく寂しくなるので、遺族も喜ぶと思います。四十九日を過ぎて知った場合は、一周忌に合わせて花や供物を送っては。
【知っていますか?】
お悔やみの挨拶や手紙で使わないほうがいい忌み言葉
×「死」に関する直接的な表現……死、死去、死亡
×繰り返しを連想させる言葉……重ね重ね、くれぐれも、また
×仏教以外ではタブーの言葉……往生、供養、成仏、合掌