福山雅治主演×大泉洋出演×黒岩勉脚本のTBS系日曜劇場『ラストマン―全盲の捜査官―』の第9話が、6月18日に放送された。

皆実（福山雅治）と心太朗（大泉洋）は41年ぶりに心太朗の実父・鎌田（津田健次郎）に会いに刑務所へ行くが、重篤で面会は叶わなかった。

41年前の事件の真相を知っている鎌田が余命わずかで、タイムリミットが迫っている中、泉（永瀬廉）と吾妻（今田美桜）も捜査への協力を申し出る。

こうして、皆実、心太朗、泉、吾妻による執念の捜査が始まったのだった。まずは、事件当時のことを整理することに。

皆実家での火災を元捜査一課長・山藤（金田明夫）が発見したところから、41年前の事件は始まる。現場で倒れていた鎌田の手に皆実の両親の血液が付着していたこと、金品を所持していたことから、逮捕。鎌田は当初犯行を否定していたが、事件から一週間後に自白をしたという。

皆実は、当時の状況からいくつか不審な点があると説明する。ずっと自分の実父を犯罪者だと決め切ってきた心太朗だったが、皆実の言葉に背中を押され、再び信じてみることに。

そんな中、41年前の事件の第一発見者である山藤が御殿場から上京する。山藤は心太朗や佐久良（吉田羊）も信頼する先輩だが、事件について語る口調に皆実たちは違和感を覚える。

捜査を進める中で、皆実の父についての情報が徐々に明らかに。皆実の父は表向きには不動産業を営んでいたが、裏ではいわゆる“地上げ屋”をやっていたという。また、政界のドン・弓塚（石橋蓮司）とも交流があり、違法行為をもみ消してもらっていたことが予想される。

その他にも、皆実の母が鎌田と同じ料亭で働いていたことから、事件が調書通りではないことが判明するなど、皆実たちは確実に事件の真相へと歩みを進める。

しかし、41年前の事件につながる件の捜査を、“事故”として処理することが警察の上層部から指示される。理不尽さに憤る佐久良班だったが、心太朗は「この事件はこれでおしまいだ」「相手が悪すぎる」と制止する。