【コッソンビ熱愛史】イ・ソル探しに拍車がかかり、3人のラブラインに胸キュンの5〜8話レビュー【韓国ドラマ】
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marumi
さらに、コッソンビ3人とも、合格するのが至難とされる科挙を間近に控えている割には、ほとんど勉強している様子はない。あちこち出歩いて酒を飲んだり、ダノのイ・ソル探しを手助けしたリ、挙句の果てには恋の告白台詞をバラ撒いたりする。いい感じに呑気なのだ。
たとえば、漢陽を離れ、はたごで働きながら暮らすダノを訪ねたユノ。「元気だったか?」という問いかけに、「元気でしたよ」と答えるダノに、ユノは「僕は違った。ダノが恋しくて。こうして会えてうれしいよ」とまっすぐ目を見て微笑む。ストレート過ぎる告白だが、演じるチャン・ゴンジュのつぶらな瞳とチャーミングなえくぼに微笑み返ししている自分がいる。
シヨルは姉のホンジュを訪ね、摘み草の花束を渡すが、手で払われる。でも、めげない。「君に会いに来た。花を嫌うおなごは初めて見た。君は変わっている。そんな君が好きになって来た」。「嫌いです」と突き放すホンジュの表情には、呆れながらも、心を動かされ始めた気配が浮かぶ。
そして、サン。ダノは、「イ・ソルが誰か?」をチャン判官に問い詰められ、「シヨルだ」と答えなければ命を奪われかねない場面に助けにあらわれた黒装束の男がサンであることを見抜いていた。「(命懸けで玉塵を守る)番人でないなら、自ら死地には赴きません。どうして自分を大切にしないのですか?」と涙目で訴えるダノ。「番人だからではない。ユン・ダノ、君がいたから……。君のために行ったのだ」と答えたサン。ダノにいつもはツンデレなサンが、恋するキモチを素直に伝える瞳が美しい。
さて、ダノがサンの部屋で見つけた『三韓秘記』に描かれていた絵とは? 「犬小屋から出てきた少年を見つめる少女」―― 科挙に合格し、御賜花を手にしたサンは、ダノに告げる。「言ったよな、また会ったら教えると。俺が誰なのかを。十数年前、犬小屋に隠れていた子どもは俺だ。俺がイ・ソルだ」
早くも8話にして決着がついた「イ・ソルを探せ」。次は、「番人を探せ」「次の国王を探せ」、そして「ダノの心を射止めた男を探せ」が待っている。