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【ガーデニング】春に映える「青い花」8選。美しく咲かせるコツとは?

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更新日

光武俊子

大人気の「青い花」! 草丈別や組み合わせる花色についてご紹介してきましたが、憧れの青い花を美しく咲かせるには、日当たりなどの環境が適していることも大切です。あなたの庭やベランダの日照にピッタリな青い花を探しましょう。

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庭やベランダの日照をきちんと知っておこう

植物の生育にとって日差しはとても大事な要素です。そんなことはよくわかっているつもりでも、ご自分の庭やベランダの日当たり加減になると、どれだけ正確にわかっているか。ちょっと怪しいところはありませんか。

「うちは南向きだから日当たりはバツグンよ」と思っても、東西に高い建物や塀があって実際に日光がさし込む時間は意外に短いことがあります。逆に「うちは日陰の庭で」と諦めている場合も、朝や夕方に日光が数時間差し込む半日陰だったり、家の陰とはいえ周囲は開けていたり、壁の反射光などで意外に明るい日陰だったりすることも。

また、季節によって太陽の位置が変わるので、冬はベランダの奥まで届いていた日差しが夏はほとんどさし込まないということもあります。自分の庭やベランダが1日、1年の間にどんな日当たり加減かもう一度見直してみませんか。

そうすると、これまで「うちでは無理」と思っていた青い花が育てられるかもしれません。季節変化も頭に入れて、環境に適した植物を選べれば、植物が健やかに育って栽培の手間がかからない嬉しい結末が待っています。

日当たり加減で選ぼう! 春に咲く青い花8選

日当たりが好きな青い花

エレガントに咲く球根植物【アネモネ】

草丈:20~30㎝

花弁に見える萼(がく)へんと花芯のコントラストが美しく、ふくよかな花が魅力です。本来は秋植え球根ですが、プロが育てた芽出しポット苗が出回ります。日当たりよく風通しよい場所を好むものの、意外に日陰にも耐えます。ただ、日当たりのよいほうが花は次々上がります。

香りも楽しめる低木のハーブ【ローズマリー】

樹高:30~180㎝

常緑の低木で、立性とほふく性の2タイプがあります。細長い葉に甘く爽やかな香りがあり、生でもドライでも肉料理などの香りづけや臭み消しに利用できます。花は小ぶりですが、年に何度も繰り返し開花。乾燥した日当たりを好むので、外構の彩りなどに重宝です。

コンパニオンプランツにもなる【ボリジ】

草丈:30~80㎝

白い細毛におおわれた茎葉に、青い星形の花を咲かせます。食用できるエディブルフラワーなのでアイスキューブやお菓子に利用。タネからとれるオイルは薬用に、そばに植えるとイチゴの実つきがよくなるともいわれます。日当たりを好むので、風通しをよくして蒸れを防ぎましょう。

青い花房と香りが楽しめるハーブ【ラベンダー】

樹高:20~180㎝

草花のように見えますが、地中海沿岸に自生する低木で、育てていると木質化してきます。多くの品種群のなかでコモンラベンダーは日本では夏越しが難しく、暖地での栽培にはラバンディンや特徴的な花形のストエカスが適します。日当たりと風通し、水はけよい場所に

コモンラベンダー

ストエカス

日当たり~半日陰を好む青い花

ユニークな花形と美しい葉群【オダマキ】

草丈:20~50㎝

日本原産種のミヤマオダマキなどは風情があり、ヨーロッパ原産のセイヨウオダマキは多彩な花色や花形の園芸品種と花つきのよさで人気です。花が終わった後もかわいらしい形の葉がよく茂って魅力的。日当たりを好みますが、西日や夏の強光が避けられるところで。

ミヤマオダマキ

セイヨウオダマキ‘ウィンキー’

植えっぱなしできる球根植物【イフェイオン(ハナニラ)】

草丈:15~25㎝

秋に植えつける小さな球根植物ですが、星形の花が次々に開花して長く楽しめます。春には芽出しポット苗も流通。とても強健で植えっぱなしできます。花壇の縁取りや家の外周などを手間なく彩るのに最適です。乾燥に強く日当たりから半日陰まで植栽できます。

大株に育てて楽しみたい和の風情【ミヤコワスレ】

草丈:20~40㎝

九州~本州などに分布するミヤマヨメナの園芸品種。パッチリ開く花がかわいらしく、凛とした佇まいが好まれます。夏は地表に張りつくロゼット状になりますが、また花茎を伸ばして開花。暑さをしのいで夏越しさせることが大切なので、夏は半日陰になる落葉樹の下などに。

日陰を好む青い花

常緑でグラウンドカバーに最適【アジュガ】

草丈:10~20㎝

アジュガ属には日本原産のジュウニヒトエなどもあり、和名はキランソウです。横に伸びるほふく茎で広がる常緑の多年草。ピンクや白の斑入り、銅葉に見える園芸品種などもあって、人気の高いグラウンドカバーです。根が浅くて乾燥に弱いため、直射を避けて水切れさせないように。

日当たりから日陰まで、自分の庭やベランダの環境に適した青い花が見つかりましたか。自分の育てたい青い花に適した環境がわからない場合は、苗を日当たり加減の異なる3カ所でまずは鉢植えで育ててみるのがおすすめです。一番よく咲いた場所に定植しましょう。

まだまだ魅力あふれる青い花はありますから、次の機会にご紹介したいと思います。

八重咲きのセイヨウオダマキ

※2024年4月3日に配信した記事を再編集しています。

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