【ガーデニング】春に映える「青い花」8選。美しく咲かせるコツとは?
公開日
更新日
光武俊子
大人気の「青い花」! 草丈別や組み合わせる花色についてご紹介してきましたが、憧れの青い花を美しく咲かせるには、日当たりなどの環境が適していることも大切です。あなたの庭やベランダの日照にピッタリな青い花を探しましょう。
▼こちらもどうぞ▼
【ガーデニング】春から秋まで咲く コスパ抜群の花[8選]元気に長く咲かせるポイントは?庭やベランダの日照をきちんと知っておこう
植物の生育にとって日差しはとても大事な要素です。そんなことはよくわかっているつもりでも、ご自分の庭やベランダの日当たり加減になると、どれだけ正確にわかっているか。ちょっと怪しいところはありませんか。
「うちは南向きだから日当たりはバツグンよ」と思っても、東西に高い建物や塀があって実際に日光がさし込む時間は意外に短いことがあります。逆に「うちは日陰の庭で」と諦めている場合も、朝や夕方に日光が数時間差し込む半日陰だったり、家の陰とはいえ周囲は開けていたり、壁の反射光などで意外に明るい日陰だったりすることも。
また、季節によって太陽の位置が変わるので、冬はベランダの奥まで届いていた日差しが夏はほとんどさし込まないということもあります。自分の庭やベランダが1日、1年の間にどんな日当たり加減かもう一度見直してみませんか。
そうすると、これまで「うちでは無理」と思っていた青い花が育てられるかもしれません。季節変化も頭に入れて、環境に適した植物を選べれば、植物が健やかに育って栽培の手間がかからない嬉しい結末が待っています。
【医師がすすめる】更年期にいいサプリメントとは? PR
だるい、手指がこわばる…【医師がすすめる】更年期にいいサプリメント・注目成分の「ゲニステイン」とは?

だるい、手指がこわばる…【医師がすすめる】更年期にいいサプリメント・注目成分の「ゲニステイン」とは?
疲れやすい、手指がこわばる、汗をかきやすい……。これまで経験したことのない体調不良に戸惑う時期ですが、この時期の不調は「これって更年期?それとも単なる老化?」と判断がつきにくいものも多く、どう対処すればいいのか不安を抱える人も多数。
詳細はコチラ日当たり加減で選ぼう! 春に咲く青い花8選
日当たりが好きな青い花
エレガントに咲く球根植物【アネモネ】
草丈:20~30㎝
花弁に見える萼(がく)へんと花芯のコントラストが美しく、ふくよかな花が魅力です。本来は秋植え球根ですが、プロが育てた芽出しポット苗が出回ります。日当たりよく風通しよい場所を好むものの、意外に日陰にも耐えます。ただ、日当たりのよいほうが花は次々上がります。
香りも楽しめる低木のハーブ【ローズマリー】
樹高:30~180㎝
常緑の低木で、立性とほふく性の2タイプがあります。細長い葉に甘く爽やかな香りがあり、生でもドライでも肉料理などの香りづけや臭み消しに利用できます。花は小ぶりですが、年に何度も繰り返し開花。乾燥した日当たりを好むので、外構の彩りなどに重宝です。
コンパニオンプランツにもなる【ボリジ】
草丈:30~80㎝ エディブルフラワーとは、食用可能な花のことを指します。ナスタチウム、ビオラ、キンギョソウ、バラ、カレンデュラなどがあり、サラダやケーキの飾りつけに用いられます。ビタミンやポリフェノールを含むものもあり、栄養価が高い場合もあります。ただし、観賞用の花には農薬が使用されていることが多いため、食用に適したものを選ぶ必要があります。
白い細毛におおわれた茎葉に、青い星形の花を咲かせます。食用できるエディブルフラワー
青い花房と香りが楽しめるハーブ【ラベンダー】
樹高:20~180㎝ 木質化とは、もともと茎が柔らかい植物の茎や枝が、時間の経過とともに固く、木のように変化する現象を指します。木質化は植物の体内にリグニンという物質がふえることによって起こるとされています。 品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。 夏越しとは、暑さに弱い植物を夏の高温や強い日差しから守り、元気な状態で夏を乗り切らせる管理のことです。鉢を日陰に移動する、風通しをよくする、水やりを工夫するなどの対策が必要です。
草花のように見えますが、地中海沿岸に自生する低木で、育てていると木質化
日当たり~半日陰を好む青い花
ユニークな花形と美しい葉群【オダマキ】
草丈:20~50㎝ 品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。
日本原産種のミヤマオダマキなどは風情があり、ヨーロッパ原産のセイヨウオダマキは多彩な花色や花形の園芸品種
植えっぱなしできる球根植物【イフェイオン(ハナニラ)】
草丈:15~25㎝
秋に植えつける小さな球根植物ですが、星形の花が次々に開花して長く楽しめます。春には芽出しポット苗も流通。とても強健で植えっぱなしできます。花壇の縁取りや家の外周などを手間なく彩るのに最適です。乾燥に強く日当たりから半日陰まで植栽できます。
大株に育てて楽しみたい和の風情【ミヤコワスレ】
草丈:20~40㎝ 品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。 ロゼットとは、地面に葉が放射状に広がるように生える植物の葉の形を指します。タンポポが代表的な姿です。 夏越しとは、暑さに弱い植物を夏の高温や強い日差しから守り、元気な状態で夏を乗り切らせる管理のことです。鉢を日陰に移動する、風通しをよくする、水やりを工夫するなどの対策が必要です。
九州~本州などに分布するミヤマヨメナの園芸品種
日陰を好む青い花
常緑でグラウンドカバーに最適【アジュガ】
草丈:10~20㎝ 多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。 斑入りとは、白や黄色、クリーム色など、本来の植物の色とは異なる色の模様が入っている状態のことを指します。斑入りの葉の植物は観賞価値が高く、花が咲かない季節でも楽しめますが、日差しが強すぎると、斑の部分が茶色く焼けてしまうことがあります。 品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。 グラウンドカバーとは、地表を這うように広がり、地面を覆う植物を指します。クリーピングタイム、シバザクラなどが代表的で、雑草の抑制や土壌の乾燥防止、美観の向上に役立ちます。
アジュガ属には日本原産のジュウニヒトエなどもあり、和名はキランソウです。横に伸びるほふく茎で広がる常緑の多年草
日当たりから日陰まで、自分の庭やベランダの環境に適した青い花が見つかりましたか。自分の育てたい青い花に適した環境がわからない場合は、苗を日当たり加減の異なる3カ所でまずは鉢植えで育ててみるのがおすすめです。一番よく咲いた場所に定植 定植とは、育苗した苗を、最終的な栽培場所に移し植えつける作業のことを指します。ポットや仮植えの状態から、花壇や畑、プランターなどの本来育てる場所へ植え替えることで、植物はより広い空間と栄養を得て健やかに生長します。
まだまだ魅力あふれる青い花はありますから、次の機会にご紹介したいと思います。
※2024年4月3日に配信した記事を再編集しています。
▼あわせて読みたい▼