かゆみ、におい…50代からの「デリケートゾーン」の悩みも、トイレでセルフケアできるって本当?PR
年齢を重ねて増える不調の中でも、デリケートゾーンのトラブルは家族や友人にも相談しづらく悩ましいもの。困る前に、自分でケアできることがあれば知っておきたいものです。
デリケートゾーンに悩みを抱える女性は意外と多い。解決策はあるのでしょうか?
いきなり尾籠な話ですみません。最近トイレが近いんです。思えばアラフィフくらいから近くなり、どんどん回数が増している感じ。「一般的には、朝起きてから就寝までの排尿回数が8回以上の場合、頻尿」(一般社団法人 日本泌尿器科学会の見解による)らしいのですが、まさに当てはまります。
先日、還暦女子仲間で小旅行に行ったときも、トイレが近くて困るよね、という話でプチ盛り上がりました。さらにそこから、じつはかゆみやにおいなど、デリケートゾーンの悩みを抱えているという打ち明け話に。なかなか人に相談しづらい案件。そこで、産婦人科の先生のご意見を参考にすることにしました。
––––更年期の年代になって出てくるデリケートゾーンのお悩みは?
山村:乾燥やかゆみ、においが気になる年代です。40 代後半頃から乾燥を感じ始めて、50 代になり本当にかゆくてしょうがないと言って病院にいらっしゃる方が多いですね。その他で多いのは尿漏れ。デリケートゾーンのハリ感がなくなったという方もいらっしゃいます。
––––乾燥、かゆみ、においの原因は?
山村:年齢を重ねるとどうしても乾燥はしてきてしまいます。女性ホルモンのエストロゲンが下がると肌の潤いは少なくなるので、それによって乾燥を感じます。その乾燥感が強まって、かゆみに。においは別の要因で、膣内の良い菌(常在菌)が減り悪い菌(雑菌)が増えてしまうことで起こります。年齢を重ねると自浄作用がうまく働かなくなり、悪い物が溜まってしまうという感じですね。
––––デリケートゾーンのケアは何から始めればいい?
山村:デリケートゾーンの基本は、洗うことと保湿することです。洗うことの第一歩として、おうちのビデ洗浄を使用することから始めてもらうこともよいかもしれません。お風呂上がりや、ビデ洗浄で清潔にした後には、クリームで保湿をするとよいですね。そういったケアを事前にしておけば、かゆみやにおいに悩まされることも少なくなるかなと思います。
自分でできるケアはビデが有効! 毎回のトイレ習慣にしましょう
––––ビデで洗ったほうがいいシーンは?
山村:まずは尿漏れ。漏れた尿がショーツやパッドについてしまっている場合は、ビデ洗浄で洗っていただいたほうが絶対によいですね。それで尿漏れが治るわけではないですが、菌やにおいをとることができます。
––––閉経後でも、ビデ洗浄を使うべき?
山村:50代、60 代の方は、若い方に比べてデリケートゾーンをしっかり洗えてないことが多いかなという印象があります。それは、年齢とともに拭く体勢が取りづらくなるためと、VIO のケアをしている方も少ないため。お風呂でのシャワーはもちろんですが、ビデ洗浄ならノズルが自動で洗ってくれるのでよいですね。
えっ!? ビデ使っている人は半数以下? 使わない理由はノズルの衛生面が最多
大人女子のデリケートゾーンのケアにはビデが大切なんですね。今度はビデに興味がわいたので、今どきのビデ事情を、トイレブランド・INAX(イナックス)を展開するLIXIL(リクシル)に教えていただきました。そこで、意外な事実と直面することに。それは、ビデを使用している女性は、全体の49%※だということ。なんと半数以下なのです。ちなみにシャワートイレの普及率は80%(一般社団法人 日本レストルーム工業会調べ)なので、ほとんどの家庭にあるにも関わらず、です。
※2023年8月、20代から60代の女性1000人に対してLIXIL調べ。
デリケートゾーンのケアにとっても有効なビデなのに、どうして? その理由で最も多かったのは「ノズルの衛生面」。おしりを洗うノズルでデリケートゾーンを洗いたくない、という方が多いそうなのです。
そんな女性のお悩みに寄り添ったトイレが、INAXにはあるのだとか。それはぜひ見せていただきたい! そこで、早速「LIXILショールーム東京」に行ってきました。
ショールームでトイレ事情を調査。安心して使えるビデを発見!
トイレのショールームに行くのは初めてでしたが、広いフロアに多くのトイレが並んでいるのは壮観で、わくわくしてきました。
早速、トイレを見せていただき取材をスタート。そこでびっくり。ノズルが2本あります! これはINAXのトイレで、35年間以上貫いてきたスタイルだそう。おしり用とビデ用でノズルが異なるので、おしり洗浄時にはビデ専用ノズルはトイレ内部に隠れていて、ビデ用が便で汚れることがないのですね!※ ひと目で理解しました。しかも、使用前後は毎回自動で洗浄してくれるので安心。
※ノズルの操作方法を誤った場合には、ビデノズルが汚れる場合があります。
さらに、ノズルの先端部分が簡単にはずせるんです。いつもここの汚れは気になっていましたが、これならしっかり洗うことができます。
ビデ専用ノズルだからこそのメリットもたくさん。なんといっても使い心地抜群!
ビデ専用ノズルには衛生面での安心感以外のメリットもあるそうです。それは、多数の穴からシャワー状に水を出すことができるため、広い範囲を洗浄できること。確かに、おしりと違って、広くやさしく洗浄してもらいたいものです。
「実際に試してみませんか?」 えっ!? このショールームの中で? 「いえいえ、フロアにあるトイレで実際に試せるんですよ」 それなら安心、といそいそとトイレに向かいました。ビデにはいくつかのモードがありますが「スーパーワイド洗浄」を選ぶと、やわらかい水流で、広い範囲をノズル自身が前後に動きながら洗ってくれました。ピンポイントで当たらないため肌にやさしく、心地よい洗浄感でした。これなら毎回使うのが楽しみになりそうです。
進化する最新トイレ。面倒な掃除もぐんとラクに!
ビデ以外にもトイレに備わっている最新機能をご紹介いただきました。この「サティスGタイプ」は、「ワイドスクエア便座」が特長。試しに座ってみるとおしりのフィット感がよく、安定します。
「泡クッション」機能があり、使う前には泡が水面を覆ってくれるので男性立ち小用時の飛び散り汚れも少なく、水音もあまり気にならないそう。
そして、「電動お掃除リフトアップ」機能がすごい。なんと便座だけがリモコン操作で上がるので、今まで掃除がしづらく汚れが気になっていた便器との隙間に手を入れられ、掃除ができるのです。これはうれしい! グレーやブラックというシックなカラーもあり、まさに大人のトイレといった風情です。
さらに上位機種のXタイプは、なんとなんと! 自動で便器鉢内をお掃除してくれるそうです。「泡クリーン」機能※といって、設定した時間にたっぷりの泡が出て、そのままつけおきし、3時間後に自動で洗い流してくれるそう。夜中に設定すれば毎朝お掃除完了後のトイレを使えるなんて素晴らしい!
※清掃が不要になる機能ではありません。
いざリフォーム! 約30年前と比べると60%の節水にも
ビデの取材に来たものの、新しいトイレにすっかり魅了された私。老後のQOLを考えてもメリットは大きそうです。
トイレは水量も進化しているのですって。大に必要な水量は、約30年前は13リットル、約20年前は8リットル、今では5リットルと、30年前と比べると60%もの節水になるのです。これは大事な要素! ちょうどわが家のトイレも10年以上使っていて古くなってきたところ。「10年過ぎたら、一度リフォームを考えてみるのもよいのでは」と、ご提案いただきました。
便座だけ取り替え可能ですって。簡単でコスパも抜群
トイレリフォームは確かに魅力的。果たしてその金額は?「トイレをまるごとリフォームする場合は、20万円程度からです」
でも想定外の出費だし、うーんと悩んでいたら、「現在ご使用されているトイレが、便器・タンク・便座それぞれ独立しているタイプでしたら、便座だけ取り替えることもできますよ」と教えていただきました。便座のみの交換なら、10万円程度から。古い便座をぱかっとはずして新しい便座とリモコンを設置し直すだけなので、手軽にリフォームできそう。しかも、他社の便器&タンクであっても、取り替え可能なんですって。早速、帰って夫と相談しよう。
2本ノズルは全世代の女性におすすめ。早速、手に入れたい!
わが家は夫と二人だけど、思春期の娘さんがいる家庭であれば、生理時にビデが役立つし、親御さんの介護をしている家庭であれば、お風呂に入るのが大変な場合でも手軽にデリケートゾーンを洗浄したいときにビデを活用できるし、2本ノズルのトイレは、全世代の女性にメリットがありそう。還暦女子仲間にも教えてあげようっと!
私もこれから介護される側になるかもしれないし、快適なトイレを早いうちに手に入れることは大事ですね。LIXILさん、またショールームで相談にのってください!
※掲載した商品の価格は2025年4月現在の商品のみのメーカー小売希望価格で、消費税、取付費、工事費は含まれません。
※この記事は株式会社LIXILの協力のもとに作成しました。
撮影/園田昭彦 イラスト/ツグヲ・ホン多