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72歳・紫苑さんの気軽で楽しいDIYとおしゃれ。「プチリメイクで今の自分に似合う服を」

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ゆうゆうtime編集部

おしゃれ

若いときは選択肢が多く、それが逆にキツくもありました。
少ないお金で暮らすことは選択肢が狭まる分、その中でベストを選択すればいいだけ。
おしゃれも着飾るのではなく自分が気分よくいられればいい。
他人と比べる余裕はないので人をうらやむことも不相応な欲望もなくなりました。
そんな今がいちばん楽しい。

12  ものを選んだり、処分するときに色と素材を基準に考える

とある取材で「青が好きなんですね」と言われて初めて青が好きなんだと気づきました。確かに持っているものは青が多いような。以来、自分のテーマカラーを青に。以前から服を買う際の基準として綿、麻などの「天然素材」というルールはあったのですが、そこに「青」が加わり、より節制につながりました。着物や帯も青色、あるいはそれに合うものだけを手元に残しています。

13  プチプラ着物で節約生活に華やぎを添える

着物にハマりプチプラ着物をたくさん持っていましたが、終活を意識し始め、今後着ていく機会のない上等な着物から手放すことにしました。今、手元に残っているのは、ふだん着としても着られる紬ばかり。洋服もたくさん手放したので、ちょっとしたお出かけのときは着物スタイル。高価なものではないのに着物を着ているというだけでちゃんとして見え、自分自身も袖を通したときの心地いい緊張感に高揚します。最近はもっぱら家の中でひとりで過ごしているので、気分転換に着物を着ることも。つつましい節約生活のいい刺激になってくれます。今日の着物は粋な感じが気に入っている鰹縞。ちょっと汚れがあるということで500円で購入しました。これに水玉のようなかわいらしい感じが気に入っている雪輪文様の袋帯と、帯揚げ、帯締めを合わせてトータル3000円ほど。

14 服は売るのも買うのもリサイクルショップを活用

引っ越しに伴い服もずいぶん整理しました。その際、不用なものをオンラインで販売できる「メルカリ」を利用しようかとも考えましたが、個人間でのやりとりがちょっと面倒なのでリサイクルショップに持ち込みました。お金にしたいというよりは、まだ着られるものが誰かの役に立ってくれればという思いからです。私自身、服を買う際もリサイクルショップを利用します。数百円で売っているものもあり、節約生活をしている身にはありがたい場所。シンプルなデザインで、綿や麻100% の肌なじみがいい素材の服を選ぶようにしています。

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