1日3回飲むだけ【緑茶コーヒーダイエット】。医師・工藤孝文さんが考案!
緑茶コーヒーダイエット Q&A
Q 高血圧など持病があっても飲んでOK?
A
コーヒーを飲むと心臓がドキドキして血圧が上がるのでは?と心配される方がいますが、コーヒーを1日3〜5杯、2週間摂取しても血圧に変化はない、という研究データがあります。むしろコーヒーは動脈硬化の抑制に働く可能性もあります。
また、茶カテキンには血圧を抑える働きがあります。このように研究データ上は問題ないといえますが、個々人の状態によるので、心配な方はかかりつけ医に相談してください。
Q コーヒーを飲むと眠れなくなるけど、どうしたらいい?
A
眠れないのは、覚醒作用のあるカフェインの影響と考えられます。カフェインの効果が発揮されるのは摂取してから1〜2時間後。血中のカフェインが半分になるのに約4時間かかります。夕食をとる時間が遅い人は、床に就く頃にはまだカフェインの残っている可能性が。ですので、緑茶コーヒーは朝と昼のみにして、夕食前は緑茶を飲むのが一案です。
緑茶はカフェインの量が少なく、テアニンのリラックス効果で安眠へと導いてくれます。
Q 運動の効果を アップさせる 飲み方はある?
A
運動と緑茶コーヒーを組み合わせることで、脂肪燃焼効果をより高めることができます。それには運動する1時間ぐらい前に飲むのがおすすめ。脂肪燃焼を促進するカフェインやクロロゲン酸などは、飲んで1〜2時間後に血中濃度がピークになるので、ちょうど運動しているときにその効果が発揮されます。
なお、運動前にカフェインを摂取すると運動能力がアップするという研究報告もあり、その意味でも緑茶コーヒーは有効です。
Q コーヒーが苦手。 ミルクを足して OK?
A
ダイエット目的なら、ミルクは控えたほうが効果的です。なぜなら、コーヒーに含まれるクロロゲン酸はタンパク質と結合しやすいため、ミルクを入れると、牛乳のタンパク質・カゼインと結合して吸収率が落ちてしまうのです。
脂質の代謝を活発にするクロロゲン酸のパワーをしっかり引き出すには、やはりブラックが一番。緑茶を加えるとコーヒーの苦みがマイルドになり、ブラックコーヒーが苦手な人でも飲みやすいと評判です。
※この記事は「ゆうゆう」2019年2月号(主婦の友社刊)の内容をWEB掲載のために再編集しています。
撮影/園田昭彦
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工藤内科院長
工藤孝文
福岡大学医学部卒業後、海外留学を経て、大学病院や地域の基幹病院に勤務。現在は福岡県みやま市の工藤内科で診療にあたる。生活習慣病や漢方治療、ダイエット治療など、幅広い専門性を生かして地域医療に力を注ぐ。『「凍らせしじみ」ダイエット ダイエットのキモは肝臓にあった!』(扶桑社)など著書多数。
福岡大学医学部卒業後、海外留学を経て、大学病院や地域の基幹病院に勤務。現在は福岡県みやま市の工藤内科で診療にあたる。生活習慣病や漢方治療、ダイエット治療など、幅広い専門性を生かして地域医療に力を注ぐ。『「凍らせしじみ」ダイエット ダイエットのキモは肝臓にあった!』(扶桑社)など著書多数。