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【ガーデニング】夏のバラのお手入れ。夏剪定の具体的な方法は?【後編】

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吉原美奈子

台風の被害からバラを守りましょう

近年は次々と大きな台風が日本列島に接近し、被害も大きくなっている気がします。巨大台風に直撃されたらバラはひとたまりもありませんが、なるべく被害が少なく済むように準備をしておくことも重要です。庭植えのバラであれば株の周りに数本の支柱をしっかりと立て、麻ひもなどで支柱ごと株を結わえておくといいでしょう。

ベランダなどに置かれた鉢植えバラは特に心配です。庭植えと同様にゆるく結束する方法もありますが、鉢ごと飛ばされると思わぬ被害を近隣におよぼしてしまうこともあります。台風情報に注意し、コースに入っている場合はあらかじめ鉢を倒してしまうのもよい方法です。風雨がひどい時間はせいぜい半日ですので、過ぎ去ったらすぐに鉢を戻します。そのままにしておくと、枝がおかしな形に伸びてしまうのですぐに直してください。

趣のある鉢にバラを植えて並べています。これくらいコンパクトな鉢バラなら、台風時は玄関や室内に取り込めますね。

また台風では、強風によって葉や茎に傷がついたところに雨がしみ込んで、病気が多発します。通過後は株全体を洗うように水をやさしくかけ、病気と害虫の両方に効く薬剤をスプレーしておくと安心です。

次回は夏剪定の後の、肥料の与え方についてお話します。

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