【ガーデニング】夏のバラのお手入れ。夏剪定の具体的な方法は?【後編】
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吉原美奈子
台風の被害からバラを守りましょう
近年は次々と大きな台風が日本列島に接近し、被害も大きくなっている気がします。巨大台風に直撃されたらバラはひとたまりもありませんが、なるべく被害が少なく済むように準備をしておくことも重要です。庭植えのバラであれば株の周りに数本の支柱 支柱とは、植物が倒れたり茎が曲がったりするのを防ぐために立てる棒状の補助具。特に生長とともに高さが出る植物や、実が重くなる果菜類、つる性植物などに欠かせない資材です。ガーデニングでは、支柱の材質や形状によって景観にも影響を与えるため、景観に馴染む自然素材のものや色つきのものを選ぶことで、植物の生長を支えつつ庭の美しさとの両立を図ることができます。 支柱とは、植物が倒れたり茎が曲がったりするのを防ぐために立てる棒状の補助具。特に生長とともに高さが出る植物や、実が重くなる果菜類、つる性植物などに欠かせない資材です。ガーデニングでは、支柱の材質や形状によって景観にも影響を与えるため、景観に馴染む自然素材のものや色つきのものを選ぶことで、植物の生長を支えつつ庭の美しさとの両立を図ることができます。
ベランダなどに置かれた鉢植えバラは特に心配です。庭植えと同様にゆるく結束する方法もありますが、鉢ごと飛ばされると思わぬ被害を近隣におよぼしてしまうこともあります。台風情報に注意し、コースに入っている場合はあらかじめ鉢を倒してしまうのもよい方法です。風雨がひどい時間はせいぜい半日ですので、過ぎ去ったらすぐに鉢を戻します。そのままにしておくと、枝がおかしな形に伸びてしまうのですぐに直してください。
また台風では、強風によって葉や茎に傷がついたところに雨がしみ込んで、病気が多発します。通過後は株全体を洗うように水をやさしくかけ、病気と害虫の両方に効く薬剤をスプレーしておくと安心です。 剪定とは、植物の不要な枝を切り取る作業のことです。形を整えたり、風通しをよくしたり、枝分かれを促したりする目的で行われます。剪定を行う目的に合った正しい時期に行うことが大事です。 肥料とは、植物が健やかに生長するために欠かせない栄養素を補給する材料のことです。おもにチッ素、リン酸、カリウムを三大要素とし、それぞれ葉の生長、花や実の形成、根の発達を助けます。有機質肥料と無機質肥料に分類され、有機質肥料は堆肥や骨粉など自然由来で、土壌改良にも効果的。一方、無機質肥料は成分が均一で即効性が魅力です。ガーデニングでは植物の種類や生長段階を考慮し、適切な肥料選びと施肥のタイミングが大切です。
次回は夏剪定
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