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【ガーデニング】今から春まで楽しめる花壇を作ろう。花壇の植えつけは年末までに!

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園芸ガイド編集部

春から夏にかけて花が咲き誇っていた花壇も、晩秋には花が枯れ始め、やや寂しい状態に。耐寒性のある植物を補植して翌春まで楽しめる花壇を、園芸家の山口まりさんに教えていただきます。

花壇の植えつけは年末までなら間に合う!

冬になると宿根草は地上部が枯れ、春の芽吹きに向けて力を蓄えるために地中で深い眠りにつきます。晩秋の宿根草の地上部がなくなり始めた花壇は、むきだしの地面が増えていきます。そこで、あいたところを中心にパンジーやビオラなど耐寒性のある植物を補植していきます。
もともとパンジーやビオラの苗は、寒さに当たることによって株が充実し、それから長日(一定の時間以上、日が当たること)になって花芽をつける性質があります。大手種苗メーカーなど、この性質を取り除いた品種の苗を多く販売しているので寒くても絶えず花芽をつけて咲き、冬じゅう花壇で花が楽しめます。
植えつけ作業は、苗が11月下旬~12月上旬に行うのが理想です。時間がとれない人は、お目当ての苗だけを先に購入してポット苗のまま管理し、年末までに植えつけ作業を終えるようにしましょう。

苗選びのコツ

では、具体的にどんな苗を選ぶといいでしょうか。秋の苗選びでいちばん大事な条件は耐寒性があること。代表選手であるパンジーやビオラを中心に花壇を彩ります。球根はチューリップなどを植え、春に開花させて順番に楽しみます。

花苗は暖色系をチョイス

パンジー、ビオラ

カレンデュラ(キンセンカ)

秋の花壇に植えるパンジーやビオラの苗は、株張りも統一されていて、冬の間絶えずによく咲いてくれるメーカー苗が最適です。花色はあたたかみのある暖色系にすると、花壇が明るくなります。すてきな色合いの個人育種家の苗などは、管理がしやすい鉢植えなどで育てましょう。

冬の花壇にはずせないハボタン

ハボタンも耐寒性が強く育てやすい植物です。最近では、葉が縮れていたり葉脈が目立っていたり、種類も豊富で花苗に負けない魅力を発揮してくれます。異なる葉形のミックスがセットで売られていたりするので、好みの品種を見つけて花壇に変化をつけるといいでしょう。

チューリップは早咲き品種を

チューリップはお好みの品種を選べばいいと思いますが、あえていうなら3月ごろから咲く早咲きタイプがおすすめ。遅咲きタイプだと、大きくなった周りの植物に覆われ、チューリップの成長が妨げられる恐れも。開花期はパッケージやカタログを参考に確認しましょう。

植えつけとは、苗や苗木、球根などを土に植える作業のことを指します。適切な時期や深さを守ることで植物の発芽や発根が促され、順調な生育につながります。植物ごとに適した用土が望ましく、植えたあとはしっかり水やりをして根づかせることが大切です。植物の種類によって用土の種類や肥料の施し方が異なるため、事前に育て方を確認しておくと安心です。

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腐葉土とは、落ち葉や枯れた植物の枝などが微生物の働きによって分解され、ふかふかの土状になったものです。ガーデニングでは、土壌改良材として使用されることが多く、通気性や水はけを向上させ、植物の生長を助ける効果があります。また、有機物を豊富に含むため、植物にとって優れた栄養源となります。手作りも可能で、落ち葉を積み重ね適切に管理すると約半年~1年で完成します。庭づくりやプランター栽培にも非常に役立つ、自然の恵みを生かした便利なアイテムです。

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宿根草とは、一度植えると毎年花を咲かせる植物のことです。冬に地上部が枯れても地下部が生き続け、翌年再び芽を出す植物を指すことが多いです。​

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花柄とは、ひとつの花を支える細い茎のような部分で、葉や茎と花をつなぐ役割を果たします。特に切り花にする際にはこの部分の長さや太さが重要で、花全体のバランスや飾りやすさに影響します。ナデシコやスイートピーのように花柄が細長く繊細な植物では、支柱や風よけが必要なこともあり、開花後に花がら摘みを行う場合も、この花柄の位置が作業の目安になります。

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育種とは、人にとって有用な植物を作るために、品種改良を行う技術や作業のことです。病気に強い、収穫量が多い、花色が美しいなど、目的に応じて親となる植物を交配させ、望ましい性質を持つ個体を選び出します。ガーデニングや農業の現場では、新品種の開発に欠かせない重要なものです。

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種苗とは、植物を育てるために用いられる種子や苗や球根の総称で、ガーデニングでは花や野菜、果樹など多様な品目にわたって利用されます。良質な種苗を選ぶことで、発芽率や生長の安定性、病気への強さなどに差が出るため、育てる植物の性質や目的に合わせて選ぶことが大切です。また、地域に適した種苗を選ぶことで、より育てやすく失敗の少ないガーデニングが可能になります。

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球根とは、植物の栄養を蓄えた地下の器官で、翌年の発芽や開花に必要なエネルギーを蓄える役割を持ちます。チューリップやヒヤシンス、ユリなどが代表的な球根植物で、秋に植えて春に咲く秋植え球根、春に植えて夏に咲く春植え球根などに分類されます。球根は植え方や植えつけ時期、水はけのよい土などの条件を整えることで、毎年美しい花を咲かせることができます。

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根鉢とは、鉢植えの植物を鉢から抜いたときに、土と根がかたまりになっている部分のことを指します。

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株元とは、植物の茎が地面と接するあたり、根元の部分を指す言葉で、水やりやマルチング、病害虫の発生チェックなど園芸作業の上で注目すべき場所です。特に多年草や樹木では、株元の通気性や湿度が健康維持に大きく関係し、落ち葉や腐葉土のたまり過ぎによって蒸れたり、カビが発生するリスクもあるため注意が必要です。冬越しや剪定後の管理でもポイントになる場所です。

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堆肥とは、落ち葉や草、野菜くずなどの植物性廃棄物や動物のふん尿などを発酵・分解させて作られる有機質肥料の一種です。土壌の改良や植物の育成を助ける役割があり、ガーデニングでは土の栄養補給やふかふかな土壌づくりに欠かせません。自家製の堆肥を作ることで廃棄物の再利用が可能になり、環境にも優しい方法として注目されています。発酵の過程で微生物が活躍するため、適度な湿度と空気の供給を保つことが重要です。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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