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寒い季節に必須!お風呂の専門家が語る、体も心もととのう最高の入浴法

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雑誌「健康」編集部

体も心も「ととのう」究極のお風呂の入り方

「基本の入浴」と「リカバリー入浴」を使い分けましょう。

40℃のお湯に15分つかるのが「基本の入浴」ですが、免疫力をアップさせるには、40℃に20分、あるいは41℃に15分つかってHSPを増やす「リカバリー入浴」が効果的です。また基本の入浴は洗髪→本番入浴の順ですが、リカバリー入浴は本番入浴→保温しながら洗髪になります。

ただ毎日、リカバリー入浴を行っていると効果が薄くなるので、週に2回がベスト。水曜日、日曜日など疲れをリフレッシュしたいときにぜひ。

入浴前

・シャワーで浴室内を暖める
浴室に熱いシャワーをかけて浴室内を暖めましょう。シャワーのお湯は洗面器に受けて、その跳ね返りで湿度を高くします。「服を着たまま」「浴槽のふたは閉めたまま」行うのがポイントです。

・入浴剤を入れる
副交感神経を刺激したり、短い時間で体を温めたり、お風呂の効果を高める入浴剤は、毎日でも使いたいもの。入浴剤を使うなら、浴室に入る前に湯船に入れて溶かしておきましょう。ただし、アロマオイルを直接湯船に垂らすのはNGです。

いよいよ入浴

①かけ湯をする
急に湯船につかると、副交感神経を刺激するどころか、交感神経を刺激することになってしまいます。湯船につかる前に、足元にかけ湯をして、体を慣らしましょう。このときに、おしりも洗います。

②軽くつかる
かけ湯をして、軽く体を洗ったら、湯船につかります。まず腰までつかり、ひと呼吸したら「あぁ~」と声を出しながら、全身つかりましょう。このプレ入浴は、5分以下で、省略してもOKです。

③髪を洗う
本番入浴後に洗髪をすると、洗髪中に体表近くの血管が冷えるため、洗髪は基本的に本番入浴前に。髪を洗うことで、頭の血管が拡張し、入浴剤、血圧の急上昇を防ぎ、リラックスしやすくなります。

④本番入浴
肩までつかる全身浴から、さらに進んで首までつかる「完全浴」で40℃、15分の本番入浴を。体をずらして、できるだけ首まで沈めましょう。バスタブと首の間の隙間は、枕やタオルで埋めると、よりリラックスできます。

リカバリー入浴の場合、本番入浴が先! 週に2回!

・本番入浴
洗髪前に、首までつかる「完全浴」を行います。40℃のお湯に20分、あるいは41℃に15分、適宜、常温の水で水分補給を。

・保温しながら洗髪
本番入浴のあとに洗髪しましょう。リカバリー入浴は温熱刺激を保つことが重要なので、洗面器で足湯をしながら洗髪しましょう。足湯の温度は40~41℃、約10分が目安です。洗髪後は基本の入浴と同様の流れ。

⑤汚れを落とす
皮脂や汚れの多いわきや足裏、首元をせっけんやボディソープで洗い、シャワーで汚れを落としましょう。日焼け止めを塗った腕や足もきれいに流して。ゴシゴシ洗わず、さっと汚れを落として上がるのがポイント。

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