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いざというときの治療費に備えられる【ペット保険】の補償内容とは? ファイナンシャルプランナーが解説

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ゆうゆう編集部

犬や猫をはじめとしたペットと、家族同様に暮らしているご家庭は多いでしょう。ペットは飼い主を癒やしてくれる大事な存在として、大切にしていると思います。ペットの世界には公的医療保険制度がないため、病気やケガで治療してもらうと、人間以上にお金がかかることも珍しくありません。そんなペットの治療費に備えられるのがペット保険です。今回は、ペット保険の補償について、ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんに教えていただきました。

70%や50%など一定割合を保険がカバーしてくれる

ペット保険に加入すると、かかった医療費の70%や50%など一定割合を保険でカバーできます。たとえば医療費の70%を補償してくれるペット保険に加入している場合、治療でかかった医療費の30%を負担するだけですみます。医療費の自己負担が30%ですむというのは、人間の健康保険と同じような補償になります。

ただしペット保険の中には、通院や入院に免責金額を設けている商品もあります。免責金額が設定されているプランでは、たとえば30%の自己負担額に加えて、1回につき決められた一定の免責金額も負担しなければなりません。また、かかった医療費が免責金額以下の場合は、全額自己負担となってしまいます。免責金額のあるコースは、保険料が安い代わりに、支払われる金額も少なくなるわけです。

私たちの健康保険は、何回通院しても、すべて保険が適用されます。これに対してペット保険では、負担割合の適用について、年間の支払回数や支払金額に上限が設けられています。回数や金額の上限はペット保険ごとに異なるため、加入前に確認が必要です。

加入の対象や上限年齢をチェック

多くの会社がペット保険の対象となるペットを犬と猫に絞っていますが、一部にうさぎやフェレットなどの小動物、鳥類、爬虫類なども対象としているペット保険もあります。犬や猫以外のペットを飼っている方は、自分の飼っているペットが対象である商品を探す必要があります。
 
ペット保険には年齢制限もあり、ペットが生まれてすぐには加入できないのが一般的です。生後30日を過ぎてから、生後2カ月からなど、商品ごとに加入できる月齢(時期)が決められています。

注意点は、ペットの年齢が高いと、加入できない可能性があること。8歳未満など、商品ごとに加入可能年齢が定められているからです。ペット保険の保険期間は1年なので、加入後は1年ごとに満期が来て、更新するというのが通常の流れです。更新年齢に上限が設けられていなければ、何歳になっても更新できますが、上限を設けている商品もあります。「○歳以降は更新ができません」と書かれていれば、更新できる上限年齢が定められていることになります。

もうひとつ注意したいのは、更新を拒否されるケース、更新するための条件をつけられるケースがあることです。人間の更新型生命保険では、加入時点の健康状態しか問われませんが、ペット保険では加入後の病歴によって、更新が制限される可能性もあります。そのため更新時は、「これまでの条件のままで更新できる」「特定部位不担保など条件をつければ更新できる」「更新できない」の3パターンがありうるのも知っておきたいところです。

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