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【ガーデニング】冬は落葉樹の剪定適期。コンパクトで美しい樹形を目指そう

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光武俊子

どの枝を切ったらよいのか、法則を覚えよう!

剪定の必要に迫られている方は、「これ以上は大きくしたくない、コンパクトにしたい」と思って、枝の先端を切って(切り戻して)しまいがちです。すると、切った位置の下にある節から多くの枝が勢いよく伸び出すかもしれません。

できれば、一番高い枝(切りたい枝)から分枝している側枝のつけ根で、高いほうの枝を切って樹高を下げ(低くし)ましょう。剪定してもそこで木の成長が止まるわけではありません。その後に木がどう成長するか、考えて切る必要があります。

長い枝を切って短い枝につけかえる

植物の成長ホルモンはてっぺんの枝、上向きの枝、太い枝に強く働くので、二番目に高い枝、下向きの枝や細い枝を残す剪定をすれば、木の成長が穏やかになります。この法則を覚えると、剪定で切るべき枝がわかるようになりますよ!

上向きの枝を切る

太い枝を切って細い枝を残す

剪定は木をいじめるのではなく、整枝が目的

初心者が木を切ると、木を傷めるのではないかと心配かもしれません。けれども、切るべき時期に適した位置で切れば、木のダメージはほとんどありません。むしろ、不要な枝を切ることで枝の内側にもよく日が当たり、風通しもよくなって、木は健やかに育ちます。

不要な枝とは枯れ枝や、枝の伸びる方向とは逆向きに出る逆さ枝、ほかの枝と混み合ったり交差する枝、隣の枝と並行して伸びる枝、横枝から上向きに勢いよく伸びる枝など。これらを剪定することで、残した枝が伸びやかに成長できるわけです。

枯れ枝

交差枝

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