【デューク更家式】下半身の“ぴんしゃん”元気体操|たった数分行うだけで正しい歩き方に
トルソーウォークで一世を風靡したデューク更家さん考案の“ぴんしゃん”元気体操は、短い時間で全身の関節や筋肉を動かすエクササイズ。姿勢を「ぴんっ」とさせ、気持ちを「しゃんっ」とさせる体操を取り入れて、正しく歩ける体を目指しましょう。
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デューク更家さん
でゅーく・さらいえ●1954年、和歌山県生まれ。
ウォーキングドクター。
間違った歩き方で足を痛めた母親のことがきっかけとなり一般向けのウォーキングレッスンを始める。
気功や運動生理学、武道、ヨガ、バレエ、ピラティス、呼吸法などの要素を取り入れた独自のエクササイズを確立。
日本各地でイベントを開催し、ヨーロッパを中心に顧客をもつ。
全身の可動域を広げて体を機能させましょう
「正しく歩くために必要な全身の関節や筋肉を、短い時間で効果的に刺激するのが、僕が考案した“ぴんしゃん”元気体操です。この体操を1日1回、自分の体調のいい時間に取り入れると、体に種火がつき全身が機能します。この状態なら、いつウォーキングを始めても、正しい歩き方ができます」
この体操をすると全身が機能して可動域が広がるため、家の中の移動や家事など生活行動のひとつひとつに、運動と同じような効果が得られるという。
「下半身3分、上半身3分、中半身2分程度の時間で終わる体操です。それ以上やろうとするとプレッシャーになってしまうので、物足りなさを感じたとしても、そこで終了。ただし、毎日、繰り返すことが大事です。上半身→中半身→下半身の順番も効果あり。話題の、がんを見つけるのに一番早いといわれるナチュラルキラー細胞(NK細胞)は、毎日同じことの繰り返しで発達するそうです。ウォーキングも体操も、毎日同じ時間に行い、習慣にできるといいですね。1日10分やって、それが一生のうちの10年分の長生きにつながるのなら、とてもいいことだと思います。歩ける=健康寿命といわれています。年齢を重ねても幸せだと感じられる体をつくるために、たくさんやるのではなく、毎日続けることを心がけましょう」
下半身の“ぴんしゃん”元気体操
下半身STEP① 膝のポンピング
「だんだん階段の上り下りが辛くなってきますよね。それは年とともに膝が硬くなっている証拠。膝の硬さをやわらげるために膝を曲げる動きを取り入れましょう。ただし、膝の曲げすぎは厳禁。手を同時に動かすと膝の曲げすぎを防げるので、手の動きを忘れずに」