悩みのシワはどのタイプ?美容医療で4種類のシワをケアするには
いろいろな原因で刻まれるシワ。不機嫌そうに見えたり、老けて見えたりで、気になってしまいますよね。代表的なシワの4タイプの特徴や施術について、どうたいクリニック美容皮膚科院長の岡部圭介医師と、設楽敦子看護師に、お話を伺いました。
★前回はこちら★
【マチュア世代の美容医療】シミの5タイプとは?タイプに合った治療を受けないと「逆に濃くなってしまうので要注意!」いろいろなことの蓄積で、 シワは年々深く刻まれていきます
シワができる原因はいろいろとあります。
□乾燥
□紫外線の影響
□ヒアルロン酸やコラーゲンなどが減少して肌の弾力が低下する
□女性ホルモンの減少
□表情を作るときのクセ
□加齢によるたるみ など
マチュア世代の皆さんが、その原因を一つずつチェックしていくと「えっ、それも当てはまる!」「うんうん、これもそう」と感じる方が多いのでは?
女性ホルモンは閉経前後から急激に減っていきますし、紫外線の影響は浴びている時間が長ければ長いほど大きくなります。また表情のクセも長年日常的に繰り返すことで、シワとしてくっきりと刻まれていきます。ですから、マチュア世代で「シワなんて気にならない」という人のほうが少ないでしょう。
シワはあって、当たり前! でもそのシワのせいで「実年齢より老けて見える」「疲れてみえる」「なんだか不機嫌そう」「怒ってる?」なんて思われてしまったら、残念ですね。
前回ご説明したシミと同様に、シワもタイプによって適する施術が異なります。自由診療の美容医療で、簡単にシワの種類とシワの種類別の主な施術を紹介しましょう。
1 表皮ジワ(ちりめんジワ)
肌は表皮、真皮、皮下組織でできています。このうちの一番外側(=肌の表面)にできる浅くて細かなシワが表皮ジワです。紫外線の影響や皮膚をこすったりすることが主な原因と考えられています。
表皮ジワはスキンケアでしっかり保湿することで予防&改善できますが、肌にハリや栄養分を与える自由診療の美容施術を定期的に受けると、よりよいでしょう。
<主な施術>
【フォトフェイシャル】
さまざまな波長の光を照射して、皮膚にハリを与え、シワを改善します。
どんな治療?
目を守るアイガードをつけて、顔全体に光エネルギーを照射します。
痛みや副作用は?
・輪ゴムではじくような軽い痛みがあります
・施術後、肌に赤みが出ることがあります
・隠れジミが出てくる、一時的にシミが濃くなることがあります
【水光注射】
肌全体にソフトヒアルロン酸を注入し、肌に弾力、ハリを与えてシワを目立たなくする施術です。
どんな治療?
皮膚を吸引しながら、機械の先端についた極細の針で真皮にソフトヒアルロン酸を注入します。麻酔クリームを使って、施術を行います。
痛みや副作用は?
・施術直後に注射痕状の赤い点が出る
・出血、内出血など