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【葬儀のマナー】通夜、葬儀、告別式の違いとは?50代から心得ておきたい冠婚葬祭の常識

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ゆうゆうtime編集部

仏式の通夜の進行例

では、ここで、最も一般的な仏式の通夜の進行例を見ておきましょう。以前は夜を徹して故人と接していましたが、最近は夜更けまでには終了します。

到着

開始時間の10分前には到着しましょう。コート類は脱ぎ、大きな手荷物があれば、一緒に預けます。預けるところがなければ、式場に持ち込みます。

受付

受付ではまず「このたびはご愁傷さまでございます」と、一言お悔やみを述べます。

香典をふくさからとり出し、ふくさを軽くたたんで台がわりにし、「御霊前にお供えください」と先方に向けて差し出します。

記帳

記帳の必要があれば行います。香典を託されている場合は、その人の名前も書き、左下に小さく「代」と添えます。名刺盆があるときは名刺でもかまいません。

受付担当者に一礼し、式場へ向かいます。

僧侶入場・読経・焼香

開始15分前には喪主をはじめ遺族、近親者、世話役代表などは着席し、僧侶の入場を待ちます。

僧侶が入場し、祭壇の前に座り、読経し、焼香します。

喪主以下、遺族・参列者が席順に焼香します。弔問客が多いときは、読経の途中から焼香を始めることもあります。

僧侶退席

焼香のあと、僧侶による「法話」「説教」がある場合もあります。

喪主のあいさつ

僧侶が退席したあと、喪主が遺族を代表して弔問客にあいさつします。

通夜ぶるまい

通夜ぶるまい(通夜のあとの飲食)は、弔問に対するお礼とお清め、そして故人の供養のために設けられるものです。誘われたら、遠慮せずに席につくのが礼儀です。

ただし、withコロナでは、通夜ぶるまいの席を設けないケースも少なくありません。もし席があっても、葬儀社の指示に従い行動しましょう。宴席ではないので、故人との関係ない話題に夢中になったり、笑い声を立てたり、酔っぱらっての長居は厳禁です。退席するときは、周囲の人に「お先に失礼します」と述べて、静かに退席します。

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