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【ガーデニング】手間なしで楽しめる多年草 リーフプランツで初夏の庭をナチュラルに!

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光武俊子

風に揺れるさまが涼やかな雰囲気【フウチソウ】

落葉性 
草丈:20~50㎝

日本の野山に自生する固有種で、連続テレビ小説で知られる牧野富太郎博士が命名。葉のつけ根がねじれて葉裏が表に出るため、和名はウラハグサ。黄色い斑入りの園芸品種がよく出まわります。夏後に穂を出して秋には黄色から茶色に色づいて枯れ、春に芽を出します。

日陰を爽やかに飾るグラウンドカバー【ラミウム】

常緑性 
草丈:10~30㎝

日本原産のホトケノザやオドリコソウの仲間です。紫色の花を咲かせるラミウム・マクラツムや黄色の花を咲かせるラミウム・ガレオブドロンの園芸品種が出回ります。蒸し暑さをやや苦手にしますが、日陰でもよく育ちグラウンドカバーに好適。花は5~6月に咲きます。

ラミウム・マクラツム

ラミウム・ガレオブドロン

見直したい手間なしリーフの筆頭!【ヤブラン(リリオペ)】

常緑性 
草丈:20~40㎝

日本の林床に自生する多年草。丈夫で病害虫の心配もなく、日なたから日陰まで適応して、年間通して美しい草姿を保ちます。地味ではありますが、厳しい暑さのあとに咲く紫色の花はホッとする存在で、秋には黒い実も楽しめます。斑入りの品種で涼しげに。

暑さの前に植えつけ、冬に地上部がなくても大丈夫!

これらのリーフプランツは苗で出回ります。本格的な暑さの前に早めに植えることで根が育って大きな株に。リシマキアやラミウムをグラウンドカバーとして利用するときは、茎を伸ばしたい方向に導き、先端近くをUピンで地表にとめると、節から根が出て活着します。

鉢植えは表土が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷり水やりしてください。庭では植えつけ直後やよほど乾燥が続いたときをのぞいて、水やりの必要はありません。肥料などもとくに施さなくて大丈夫! ほんとに手間なしプランツなのです。

落葉性のリーフは冬に地上部が消えますが、春には新芽が出るので大丈夫。2~3年育てて株が混みあってきたら掘り上げ、根を分割して株分けします。暑さがひと段落した秋がおすすめです。
リーフプランツを取り入れて、花が少なくても庭やベランダをナチュラルな雰囲気で楽しみましょう。

※2023年5月24日に配信した記事を再編集しています。

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