【ガーデニング】晩秋までよく咲く草花【8選】今から植えつけても霜が降りるまで楽しめる
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光武俊子
初夏から秋まで長く咲いてくれる草花があります。夏の暑さで花を一旦休んでいても、また元気を取り戻す季節。園芸店の店先にも新たな苗が出回ります。これらも秋遅く、霜が降りるまで咲き続けるので、今から植えつけても3カ月近く楽しめます。
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秋に咲く花が動き出しました!
今年の夏も暑さが厳しくて、元気をなくした草花や枯れたものもあったことでしょう。我がベランダでも初夏に買ったダリアなどの枯れた鉢が積まれたまま、ほとんどの葉先が枯れ込んだクリスマスローズの姿に意気消沈です。
それでも、暑さとともに花を休んで縮こまっていたコレオプシスの株がぐんぐん大きくなり、小さかったヘレニウムの株に蕾が見え始めました。まだ残暑厳しい日々なのに、植物はちゃんと季節の巡りを心得ているようで、暑さに萎えた気持ちを励ましてくれます。
これらは初夏から晩秋まで長く咲き続ける草花、真夏は花を休んでも日脚が短くなると花芽をつけるキク科なので、ここからが本番とばかりに咲き出します。このように真夏は花が止まったり、元気をなくしていた草花も、秋に復活することが多いので諦めないで!
園芸店にも、この時期に晩秋まで咲く花々の苗が豊富に出回ります。今から植えつけても、暖地なら3カ月ほども開花する花々をご紹介しましょう。夏を越した株には液肥や栄養剤などを与え、伸びすぎた茎は少し切り戻してまだまだ咲かせてみませんか。
晩秋までよく咲く草花8選
暑さに強いハーブの仲間【アガスターシェ】
開花期:5~10月
草丈:70~90㎝
葉をこすると爽やかな香りが立ち上るハーブのアニスヒソップや、日本原産のカワミドリなどの仲間。暑さに強く丈夫ですが、真夏は花を休むことがあります。しっかりした茎をよく分枝させ、長さ10㎝ほどの花穂をたくさん立ち上げて見事です。花壇に描き出す縦のラインが目立ちます。
ニュアンスのあるビタミンカラー【ルドベキア】
開花期:7~11月
草丈:40~130㎝
30種ほどの一年草や多年草の原種が北アメリカに自生。黄色やオレンジ色などのビタミンカラーながらニュアンスのある花で、多くの園芸品種が親しまれています。‛タカオ‘と呼ばれる花が小ぶりのタイプや、中心の筒状花が真っ黒な‛ブラックアイドスーザン’などが人気です。
大株に愛らしい花を咲かせる【チェリーセージ】
開花期:5~11月
草丈:30~120㎝
サルビアのミクロフィラとグレッギー、ミクロフィラとヤメンシスなどの種が自然に交雑したものの総称です。名前のとおり、葉や花にフルーティーな香りがあります。低木状の大株に育ち、長い期間に次々と開花。紅白の花を咲かせる園芸種‛ホットリップス‘をよく見かけます。
昭和の庭で愛されたハルシャギク【コレオプシス】
開花期:6~10月
草丈:30~90㎝
昭和の庭で親しまれていたハルシャギクやキンケイギクの仲間です。今でも公園や河川敷の緑化に用いられるほど丈夫で、次々に花を咲かせます。株姿が軽やかで風に揺れる風情が魅力的。ビタミンカラーの花色が主流ですが、赤やピンク系の園芸品種も登場しています。