60代のお小遣いはいったいどれくらい?現実と理想 中道あんさん流
人生100年時代というなら、50代はまだ半ば。忙しい毎日を過ごしているみなさんは、5年後、10年後が見えていますか? わかっていることは、のんびり隠居なんて夢物語ということ。それなら不安を抱えたままにしないで、何かできることをしたい! 今回のテーマは、トップブロガー中道あんさんが考える「60代のお小遣い事情」です。
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「老後のお金がありません」とならないために…60代が考える10年ライフプラン 中道あんさん流
先日、娘の誕生日プレゼントを一緒に買いにでかけ、ランチをご馳走してちょっと散財したときのこと。いつまで、このようにプレゼントを渡すことができるだろうか?と頭をよぎりました。
私が、母から贈られた最後の誕生プレゼントは50代後半でした。いつものように老人ホームに面会に行った帰り際、「これでお茶でも飲んで」と小さく折りたたんだテッシュに包まれた中に千円札が1枚。
持病の糖尿病が悪化して、それまでのように言われるがままお小遣いを渡してしまうと買い食いをしてしまうので、少額だけ渡すことになっていました。それを使わずに、取っておいてくれたのです。ほんとうに、あのときは嬉しいよりも切なさが増して悲しかったです。
お金があっても健康を害せば使うことはできないし、定年後も現役時代のように使っていたのでは、高齢になったときの生活資金が足りなくなる可能性もあります。
今年、61歳になり、同級生の中には雇用体系が変わって年収が大幅に下がった人もいます。
生活必需品や固定費は収入が変わっても変動することがないでしょうが、趣味や余暇に使う時間が増えるため、自分へのご褒美としてお小遣いを使いすぎる傾向にもあります。
自由に使えるお金「お小遣い」について、現在の額と理想とする形について考えてみました。
60代のお小遣いの定義は、年齢やライフステージに応じて異なりますが、趣味や娯楽・孫や家族への贈り物・交際費・健康維持や美容関連費・自己啓発ではないでしょうか。
私の6月の家計費からお小遣いを洗い出してみると
① 趣味・娯楽…アレンジメントフラワー8,800円、ランチ会参加4,200円、1泊2日旅行35,000円、飲食代10,000円、Netflix 1500円
② 交際費…お祝い20,000円
③ 健康維持…ピラティス12,000円
④ 美容関連…カラーカット10,800円
⑤ 自己啓発…オーディブル1,500円、書籍3,000円
合計106,800円