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【70代でもわかるスマホの超基本】「覚えきれない!見えない! 」を解決する簡単機能とは?

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ゆうゆう編集部

ゆうゆう世代によくある困りごとは、スマホを購入したときから備わっている定番機能で管理できます。暮らしを快適にしてくれるスマホの機能と使い方アイデアを紹介します。

※お使いのスマホの機種により、画面上の表示位置や機能の名称、操作方法は異なることもあります。

▼こちらもおすすめ▼【スマホの超基本操作】今さら人に聞けない「フリック入力」のやり方とは?

お話を伺ったのは
増田由紀さん

ますだ・ゆき●スマホ活用アドバイザー。2000年に初心者向けパソコン教室「パソコムプラザ」を開講。丁寧な解説とわかりやすい教材が人気。『世界一簡単! 70歳からのスマホの使いこなし術』など著書多数。

『世界一簡単! 70歳からのスマホの使いこなし術』

アスコム 1650円

スマホはむしろ「忘れがち」世代の味方です

「スマホは若い世代が楽しむものと思い込んでいませんか? 実はスマホには『忘れがち』世代を助けてくれる機能がたくさん備わっています」

とはいっても、スマホにもの忘れを防ぐ専用機能があるわけではありません。スマホに標準装備されている機能を暮らしに合わせて都合よく使いこなせば、もの忘れ防止に役に立つということ。

「たとえばスマホにはカメラ機能があります。『めったにお出かけしないから、カメラを使う機会なんてないわ』と言う方がいらっしゃいますが、スマホのカメラは情報を記録するのにもってこい。手書きと違ってうっかり書き間違えることがないので、正確な情報を残せます」

フィルムカメラ全盛時代を知るゆうゆう世代にとって「写真は記念に撮るもの」という観念が根強いが、「スマホで撮った写真は必要なくなったら気軽に削除できる『使い捨てメモ』。活用しないともったいないです」と増田さんは話す。

「スマホ活用のコツは、拙著『世界一簡単! 70歳からのスマホの使いこなし術』でも紹介していますが、たとえば、ショッピングセンターの広い駐車場で車を止めたとき、駐車場の柱の番号を撮影しておけば、どこに止めたかわからなくなることもありません。新聞や旅行の行程表のような、老眼に優しくない字の小さい書類を読むときもスマホの出番です。スマホで写真に撮ってから拡大すると楽に読めます。ルーペの役割ですね。こんなふうに日常の不便の多くはスマホが減らしてくれます。あなたにぴったりの解決策を探してみてください」

今日やること、買うものは【メモ帳のリスト】で管理する

わざわざ紙に書き出さなくても、手軽にリストを作れる機能があります。通常のメモ機能と大きく違うのは、タップして印をつけられるところ。完了したものに印をつけていけば、うっかり忘れを防げます。

Android「keepメモ」

iPhone「メモ」

「keepメモ」を開き→画面右下の新規作成のマーク「+」をタップ。左側に表示される「+」をタップし「チェックボックス」をタップする。

予定や買うものを入力し改行すると、2行目にも自動的に「□」がつく。「□」をタップすると「✓」になり下に移動する。左上の「←」をタップするとメモ一覧に戻る。

「メモ」を開き、画面右下にある新規作成のマーク をタップ。リスト名を入れたい場合、1行目に「買うもの」などと入力して改行、赤で囲んだ「チェックリスト」のマークをタップ。

予定や買うものを入力し改行すると、2行目にも自動的に「〇」がつく。「〇」をタップすると「✓」がつき下に移動する。左上の「<」をタップするとメモ一覧に戻る。

走り書きメモなら音声入力が便利です

荷物が多い旅先や、目が離せない観光地でひらめいた俳句を忘れずに覚えておきたい。そんなシーンでは音声を文字に変換してメモしてくれる機能がより便利です。

キーボード右上の、赤で囲んだ「マイク」のマークをタップ。「お話しください」と表示されたらメモの内容を話し、終わったら再度「マイク」をタップ。

キーボード右下の、赤で囲んだ「マイク」のマークをタップ。画面にマイクが表示されたらメモの内容を話し、終わったら再度「マイク」をタップ。

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