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【50代からの快眠術】寝苦しい夏もぐっすり眠るための「寝室の工夫」とは?

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ゆうゆう編集部

【パジャマ】汗を吸う長袖・薄手のパジャマが暑い夏も最適

部屋着のまま寝る人もいるが、パジャマに着替える行為が入眠儀式となって眠るモードへと切り替えやすくなる。肌触りのよさでリラックスもできる。

「夏でもコットンやシルクなど薄手の長袖パジャマを選びましょう。汗を吸い体温を下げる効果があります」

【マットレス】寝返りを打ちやすい高反発タイプがおすすめ

自分に合うマットレスは、「寝返りの打ちやすさ」と「寝姿勢の安定感」で選ぶ。購入時は下のポイントを参考にチェックを。

マットレスは反発力の違う「低反発」と「高反発」があるが、低反発のやわらかさや寝心地のよさに比べて、高反発はかたいからと敬遠する人も。

「実は高反発のほうが寝返りを打ちやすいのでおすすめです」

マットレスのチェックポイント

寝姿勢チェック

首から背骨、腰までのラインが自然なS字カーブを描いていればOK。腰やお尻が沈み込むようなら、よりかたいマットレスを検討する。

寝返りチェック

両腕を胸の前で交差させ、両脚をそろえて直角に曲げる。左右へ寝返りを打ち、余計な力を入れずに上半身・下半身を動かせたらOK。

【枕】わずか5㎜の高さが寝心地に影響する

平べったい形で、ややかたく反発力の強い枕が理想。

自分に合う枕の高さは人によって異なり、わずか5㎜の差が大きく寝心地に影響する。マットレスと同様、「寝返りの打ちやすさ」と「寝姿勢の安定感」がポイント。

「寝ているときでも立っているときと同じ姿勢を保てるかどうかが大切。できればマットレスと枕は一緒に選んでチェックしましょう」

自分に合う枕の高さの調べ方

首のカーブが自然な形になるか

首が自然な「Cカーブ」を描いていればOK。あお向けに寝て、額と鼻の先を結んだ線が床に対して5度の角度になっているか確認する。

寝返りが打ちやすいか

横向きに寝て、顔の中心と胸、おなかの中心を結んだ線が一直線になること。さらに床に対して平行になっていれば寝返りを打ちやすい姿勢。

※この記事は「ゆうゆう」2023年7月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

※2023年6月29日に配信した記事を再編集しています。

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監修者

医師、医学博士

坪田 聡

つぼた・さとる●雨晴クリニック院長。日本睡眠学会、日本医師会所属。「快眠で健康な生活を送ろう」というコンセプトのもと、睡眠の質を向上させるための指導や普及に努める。2006年に生涯学習開発財団認定コーチの資格を取得し、睡眠コーチングを創始。総合情報サイト「All About」の睡眠ガイドとして情報発信中。

つぼた・さとる●雨晴クリニック院長。日本睡眠学会、日本医師会所属。「快眠で健康な生活を送ろう」というコンセプトのもと、睡眠の質を向上させるための指導や普及に努める。2006年に生涯学習開発財団認定コーチの資格を取得し、睡眠コーチングを創始。総合情報サイト「All About」の睡眠ガイドとして情報発信中。

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