だれもが「すぐ行動する人」になる、脳のスイッチの入れ方とは?メンタルコーチが伝授
考えすぎて動けない人はまずこれ! 仮決め、仮行動する
行動の質を高めるより、行動の量を増やす
先延ばしにする人の共通点として、「ちゃんと決めてから動きたい」「失敗しないように計画を立てたい」と考える人が多いのが特徴です。考えることに長い時間とエネルギーを使ってしまい、動けなくなっているのです。
そんなときはとりあえず物事に着手する「仮決め・仮行動」をしてみましょう。行動の「質」は後回しにして、行動の「量」を増や すことを意識するのです。
例えば筋トレやダイエットを始めたいけれど、「ウェアがない」「ジムを探している」など、やらない理由を見つけて先延ばししている場合。手持ちの動きやすい洋服に着替えたり、家でスクワットや腹筋を1回でいいからやってみる。これが「仮決め・仮行動」です。
本当に1回でやめてしまう人は少なくて、3回、5回と続ける人が ほとんどです。少し動くことでも 脳が刺激を受けてドーパミンが出て、行動のスイッチが入ったからです。
また、「仮決め・仮行動」をしてみて、自分のイメージと違った場合は、ジムに通うなど今後の方針を具体的に考えやすくなります。それがわかっただけでも「仮決め・仮行動」には大きな成果があります。
大平先生からひと言!
たとえ仮でも「今はこれ」と決めて動いてみましょう 。
考え過ぎて何もできないのは、時間もエネルギーももったいないことです。試しに動いてみて、仮にうまくいかなくても「行動して得られた成果」は、次に迷わず行動できる指針になります。
※この記事は「健康」2023年冬号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。
※2023年1月5日に配信した記事を再編集しています。
メンタルコーチ
大平信孝
おおひら・のぶたか●
長野県出身、中央大学卒業。株式会社アンカリング・イノベーション代表取締役。目標実現の専門家。脳科学とアドラー心理学を組み合わせた、独自の目標実現法「行動イノベーション」を開発。オリンピック出場選手、経営者などの目標実現・行動革新サポートを実施。『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』 (かんき出版)など著書多数。
おおひら・のぶたか●
長野県出身、中央大学卒業。株式会社アンカリング・イノベーション代表取締役。目標実現の専門家。脳科学とアドラー心理学を組み合わせた、独自の目標実現法「行動イノベーション」を開発。オリンピック出場選手、経営者などの目標実現・行動革新サポートを実施。『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』 (かんき出版)など著書多数。
やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ
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