もしもの場合に備えて知っておきたい【最新お墓事情】新たに建てる?承継する?
お墓の種類とタイプ① 見た目では……
一般墓(墓石型)
墓石を建てて遺骨を骨壺のまま納骨するお墓。近年、1区画が小さくなり、都内では1㎡以下が標準。墓石は和型より洋型が人気。墓碑に好きな言葉を刻む人も。
樹木葬墓地
墓石の代わりに樹木をシンボルにする墓地。樹木の下に合葬するもの、個別のお墓として使い一定期間後に合葬されるものなど、タイプはさまざま。
納骨堂
室内の収納庫(ロッカー式、仏壇式など)に遺骨を納める施設。期限つきが多いが更新でき、期限終了後は合葬される。一般墓より安価。
お墓の種類とタイプ② 納骨の方法では……
個別墓
墓所(区画)の使用権を購入し、墓石を建てる個別のお墓。遺骨を骨壺に入れて納骨室(カロート)に納める。狭い墓所では骨壺数に制限があるところも。
合葬墓 (合祀墓)
骨壺から取り出した遺骨を袋に入れて、他人の遺骨と一緒に合葬墓に埋葬したり、納骨堂の合葬所に納めたりする。合葬後は遺骨を取り出すことはできない。
お墓の種類とタイプ② 承継システムでは……
永代供養墓 (永代管理墓)
承継者がいない場合でも、お墓を管理するお寺や自治体が、遺骨の管理や供養をしてくれる。寺院・公営・民間企業が開発や販売に絡んでいる民間の樹木葬墓地や納骨堂など、いろいろなタイプがある。
※この記事は「ゆうゆう」2023年8月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。
※2023年8月4日に配信した記事を再編集しています。
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終活コンサルタント、社会福祉士、介護福祉士
吉川美津子
きっかわ・みつこ●葬祭業者、仏壇墓石販売業者勤務、専門学校での葬祭ビジネス関連学科の運営メンバーなどを経て独立。著書に『葬儀業界の動向とカラクリがよ〜くわかる本』『お墓の大問題』『ゼロからわかる墓じまい』など。現役の介護職でもある。
きっかわ・みつこ●葬祭業者、仏壇墓石販売業者勤務、専門学校での葬祭ビジネス関連学科の運営メンバーなどを経て独立。著書に『葬儀業界の動向とカラクリがよ〜くわかる本』『お墓の大問題』『ゼロからわかる墓じまい』など。現役の介護職でもある。