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【防災のプロがアドバイス】災害から命を守るのに役立つウェブサイト&アプリ6選

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ゆうゆう編集部

令和6年能登半島地震のような大きな地震が、いつ日本を揺るがすかわかりません。さらに地球環境の変化から、河川の氾濫や土砂崩れなどの風水害が毎年のように起きています。災害から命を守り、自分らしく暮らすために何をすべきか、防災のプロ・辻直美さんに伺いました。

お話を伺ったのは
辻 直美さん  国際災害レスキューナース

つじ・なおみ●国境なき医師団の活動で上海に赴任し医療支援を行う。帰国後、阪神・淡路大震災を経験して災害医療に目覚め、JMTDR(国際緊急援助隊医療チーム)にて救命救急災害レスキューナースとして活動。
現在はフリーランスのナースとして講演や防災教育をメインに、要請があれば被災地での活動も行う。

『地震・台風時に動けるガイド 大事な人を護る災害対策』
辻 直美 監修(Gakken)/1540円

数多くの災害現場を見てきた防災のプロが提案。

どんな災害リスクがあるか、具体的に知って対策をとる

「災害は必ず起きます。人の命が助かるのは奇跡ではなく、しっかり準備をしているからです。そして、準備をするのは『誰か』ではなく自分自身なのです」

そう話すのは、世界の災害現場でのレスキューナースの経験をもつ辻直美さん。
「多くの人は災害に対して漠然とした不安を抱えていると思います。自宅や勤務先など、自分のいる場所にどんな自然災害のリスクがあるのかを具体的に調べましょう。そして災害時でも自分が機嫌よく過ごせる方法を考え、そのために何が必要か対策をとることが大事です」

自治体が配布したり、ネットで検索したりできる「ハザードマップ」は、その土地の自然災害のリスクがわかる。次ページで紹介している「地震10秒診断」では、大きな地震が起こりうる確率と、水道、電気、ガスなどライフラインの復旧の目安がわかる。

「1カ月以上の断水が起きる可能性があると知れば、水を多く準備するなど具体的な対策がとれますよね」

ゆうゆう世代にはスマホが苦手という人も多いが……。

「災害時は、スマホで最新の情報を集めることができます。スマホ教室で使い方を教わるのも防災への一歩です。ぜひ、スマホを使いこなせるようになってください」

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