知ってる?メンタルクリニックを受診するタイミング。無理を続けないために
Q カウンセリングって効果あるの?
「その場の空気を読んで、つい相手に合わせてしまう......。意見を求められると、とまどってしまい、自分の本心がどこにあり、本当はどうしたいのかがわからなくなって苦しいです。カウンセリングを受けることで効果が期待できますか?」
A
現代は価値観が多様化しています。「女性らしさ」「男性らしさ」「大人になったら結婚」「結婚したら子をもつ」など、年齢や性別によるふるまいが定まっていた時代とは異なり、自由といえば自由ですが、自分を見失う人も少なくありません。
「自分らしく生きる」「個性を大切に」と言われても、「自分らしさってなに?」「わたしの個性って?」と、混乱してしまうのはしかたのないことです。
これで正解? 浮いていない? ヘンだと思われない?――など、友だちといても自分がどう評価されているのか気になり、不安になる場合、自分が何を悩んでいるのかを知るためにカウンセリングを受けるのはひとつの方法です。
しかし、不安が強すぎる状態のときには、言葉のやりとりだけで改善するのはむずかしいことがあります。なぜなら、「言葉」を理解するのは理性の脳である「大脳」だから。
不快感に対して過剰反応している扁桃体は、進化の過程でいえば原始的な脳である「脳幹」についているため、過剰反応中は理性のコントロールが効きにくく、「言葉」で治療するカウンセリングの効果があらわれにくいのです。
扁桃体が過剰反応してこころが混乱しているときは、先に扁桃体の反応をゆるめる必要があります。
五感や体の内部感覚にはたらきかけ、気持ちいい、心地よい、ほっとするなど「快」の情報をできるだけ多く脳に送り、脳を「安心」させることで扁桃体が落ち着き、大脳に「言葉」が届いてカウンセリングの効果が出やすくなります。
※この記事は『おうちメンタルケア入門 不安をそっと手放す方法』ベスリクリニック監修(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。
※2022年12月24日に配信した記事を再編集しています。
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ストレスでメンタル不調をかかえる人が多い現代社会。体づくりをするトレーニングジムがあるように、メンタルをすこやかにととのえる場所が必要という考えをもとにベスリクリニックは生まれました。こころ、脳、体はつながっており、トータルで治療を行えば、薬は最小限、症状によっては薬は不要です。メンタルケアの方法はひとつではありません。医師の診断に基づき、その人にもっとも合う治療を選べることもべスリクリニックの特徴です。
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