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「トイレが近いことがこんなにつらいとは…」70代・夜間頻尿に悩む女性の選んだ結論とは?

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ゆうゆうtime編集部

尿漏れの経験がある女性は、全世代を通して、決して少なくないといいます。誰にでも起こるのに、人に話しにくいテーマなんですね。ここでは、尿漏れパッドをはじめて使ってみた体験談を紹介します。夜間頻尿が悩みだった70代女性。パッドはほぼ初体験です。4種類の商品を試した感想は……。

高速道路の車中でもよおしたらどうしよう……、ランチも映画も、気もそぞろに

還暦を過ぎた頃からトイレが近くなり、だんだんにその間隔が狭くなってきました。
以前なら3~4時間に1回程度だったのに、最近では、1~2時間に1回はトイレへ。明らかに「頻尿」です。

友人たちとランチやお茶会に行っても、トイレのために途中で何度も席をはずすのは気まずいもの。皆、口に出さないだけで、内心「また?」と思っているのだろうな……と。

長い映画もトイレのことを考えてパス。音楽会では、早く休憩時間が来ないかな、と気もそぞろ。美しいメロディーも響かなくなってしまいます。

電車やバス、出先でなるべくトイレに行かずにすむように、家を出る直前に、尿意はなくてもトイレに行って水分を絞りだし、膀胱を空にしておくのが習慣になりました。

特に心配になるのは、車での遠出です。高速道路で渋滞に巻きこまれて、ノロノロ運転になると、「次のパーキングまでたどり着かないうちにトイレに行きたくなったらどうしよう」と焦ります。知人の女性は、高速に入った途端にもよおしてしまい、がまんできずに次のインターで降りたそうです。運転者にも同乗者にも悪いし、楽しいはずのドライブが気の重い時間になってしまうでしょう。

トイレが近くなっただけで、これほど生活のいろいろな場面に影響が出てくるとは、想像もしていませんでした。

「トイレ!」と思ったら我慢できない“切迫性尿失禁”

頻尿だけならまだいいのですが、最近では、「トイレ!」と思った途端に一瞬も我慢できなくなることがあるのです。なぜか、キッチンなどで蛇口から水を出したとき、急にもよおしてしまうことも。

特に深夜、尿意で目覚めた時は、「魔の時間帯」です。寝ぼけまなこでトイレに走り、ドアを開けたり、電気をつけたりするうちにがまんの限界に。便器に座る直前にタッチの差で間に合わず、下着をおろす数秒が待てなくて、ぽたぽたっと数滴ほど尿漏れしてしまうのです。少量とはいえ、何度かショーツを濡らしてしまうことが続き、ショックで落ち込みました。

夏の間は近頃の猛暑で汗をかくせいか失敗しないのですが、秋口から冬場の冷える時期には、夜中の「トイレぽたぽた問題」が切実になります。

調べてみると、「切迫性尿失禁」という状態のようです。膀胱がまだ満タンになっていないのに、膀胱のセンサーが誤作動を起こす「過活動膀胱」が原因とのこと。かかりつけ医で経口薬を処方してもらいましたが、服用中の薬もあって中断。骨盤底筋体操もよいと聞きましたが、3日坊主でなかなか続きません。

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