【退職金のNGな使い方】60代以上が投資にまわす場合は?井戸美枝さんがアドバイス
ワンポイント! キャッシュフローを予測して老後の生活設計に役立てよう
キャッシュフローを予測することは、老後の生活設計を考えるときにも役にたちます。
たとえば、前出の家計で65歳からの赤字を減らしたい場合、
「夫が65歳以降も働けないか?」
「妻も働いて収入を得られないか?」
「妻の年金を繰り下げ受給できないか?」など、
夫婦で話し合ってさまざまな可能性を検討してみましょう。
そのうえで、フローチャートに落とし込んでみると、家計の変化がすぐわかります。
入ってくるお金に対する生活費の見直し例
60歳から65歳までは、夫300万円、妻60万円で就労し、360万円の年収があるとすると、見直し後の家計が赤字になるのは、70歳から。
この時期に備えて、60歳から投資で資産を育てていってもいいですね。
井戸美枝さんプロフィール
いど・みえ●ファイナンシャルプランナー(CFP認定者)、社会保険労務士、国民年金基金連合会理事。生活に身近な経済問題、年金・社会保障問題が専門。「難しいことでもわかりやすく」をモットーに、雑誌や新聞に連載を持つ。近著に『フリーランス大全』(エクスナレッジ)。『親の終活 夫婦の老活 インフレに負けない「安心家計術」』(朝日新書)、『一般論はもういいので、私の老後のお金「答え」をください!増補改訂版』(日経BP)など著書多数。
ホームページ:http://mie-ido.com
X(旧Twitter):@mieido
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