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中道あんさん流 60代は自然体で~生き方の始まり! 頑張るのはもう卒業

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中道あん

人生100年時代というなら、50代はまだ半ば。忙しい毎日を過ごしているみなさんは、5年後、10年後が見えていますか? わかっていることは、のんびり隠居なんて夢物語ということ。それなら不安を抱えたままにしないで、何かできることをしたい! 今回のテーマは、トップブロガー中道あんさんが考える、60代から始まる楽しいこと。

▼前回はこちら▼60代のお小遣いはいったいどれくらい?現実と理想 中道あんさん流

実は、白状しちゃうと60歳になってしばらくすると、自分の見た目の老いに気づいちゃいました。顔のハリや艶が衰えて、ボディラインも変わりました。

私より少し年齢が上の女性たちから「60歳になったとたんに老けた」ということを聞いていたけれど、その時は人によるものだと思っていましたが、自分の身におきてみると人並みに歳をとるんだと分かりました。

そのせいでしょうか、無理をしない、頑張らない、自分のぺースで人生を楽しんでいいんだ!と思うようになりました。

暮らしの部分では、身軽さが一番、持ちすぎない、すっきりと暮らすことを意識しています。

60代はライフスタイルが変わる時期でもあり、捨て活に適しています。私も、定期的にやっていて、先日、階段下の納戸を片付けていたときのこと。ここ最近、まったく履いていないロングブーツやパンプスをまとめてリサイクルショップで処分しました。

もう似合わなくなった服と一緒に20点近く処分したら、なんと2万円で買い取ってくれたのです。結構いい値段で買い取ってくれたのは、その中にあった、GUCCIのロングブーツのおかげです。

ブーツもパンプスも今の私には負担が大きいファッションアイテムなのです。5年前のスカートにパンプスの写真を見ると、いまよりうんと細かったですし、たった5年前だけれど若い!お金は失っても取り戻すことはできるけれど、失った若さは取り戻せません。

そんな話をお茶会でしていると、コレクションしていたブランド品を全て売ったという知人。「え?あんなに好きだったのに、売っちゃったの?」と驚きました。

「とにかくブランド皮革は重いのよね~。もう、それが疲れちゃう……」という彼女のバックもお財布もビニール製。その気持ち、ほんとうによく分ります。私も、出かけるときはいかに荷物を減らし、カバンを小さくするか頭を悩ませますもの。

彼女が言うには、物に執着心がないから手放せたとのこと。その潔さに感服しまして、さっそく私もブランド買取店でオンライン査定をしてみました。すると、3点で20万円近くになったのです。タンスの肥やしとはよく言ったもので、長い年月しまいこんでいたら、時代の変化によって価値あるものになっていた。これを使わない手はありません。

実は、リサイクルショップで換金したお金で純金積み立てを再開しました。以前貯めたものは2020年に全部売って、株式投資の資金として補填したのです。

不要なものを売ったお金で運用する。今はすごく金の価格は高騰していますので、一度に投資せず、小さくコツコツと長期で積み立てていくつもりです。

働いたお金を投資して損をしたら凹みますが、捨てるようなものから生まれたお金なので、失敗しても損した気分になりにくいので気楽に投資できます。

▼中道あんさんの「ひとり温泉旅行のすすめ」はこちら▼
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