中道あんさん流 60代は自然体で~生き方の始まり! 頑張るのはもう卒業
家族にそんな話をしていると、あれも売れそう、これも売っちゃおう!とクローゼットを物色しまるで宝さがしゲームのようになっています。ところで、そのブランド品も買うときは、頑張って買ったものたちです。
人が頑張るのは「成功して財産や地位を築き、人から認められたい」という欲望があるからでしょう。でも欲望というのはキリがなく、たとえ成功したとしても満足するのは一瞬で、さらにその次を目指して、また苦しむ。
私は、他人に期待するな。期待は自分にかけるもの。と言っていましたが、それも若かったからできたこと。60代に入ると自分にかけた期待に追い込まれて首を絞めかねません。
欲望と期待は、自分に負荷をかけて成長する過程には効果的ですが、60代にはいるとそういった価値は、必要なのかなとも思い始めました。この年代は、これまで多くの人生経験を積んでいるため、自己理解が深まっている時期でもあって、人生を棚卸しすれば、自分が本当に大切にしたいことや、成し遂げたいことがより明確になります。
若い頃に優先されていた仕事や家庭の義務から解放され、自分自身に時間やエネルギーを使うことができるようになります。これは、あくまで私の主観ですが、老いを感じると、若い頃に比べて他者との比較や社会的な地位への執着が減り、自分の価値観に基づいて生きようとします。
それは、健康で活動できる時間は思ったほど長くはないと実感しますし、なのに、まだまだやり残したことがあるからです。私の周りでも、リタイア後に新しい趣味や学び、社会貢献などに挑戦する人が多くいます。たとえば、アートやボランティア活動、教育活動など、自己表現や他者貢献の場を見つける人もいます。私の場合も、絵画鑑賞に目覚めたり、他者を応援する気持ちが強くなったりするのを感じています。
つまり、人生の意味を探究する時期が、60代前後ではないかと思うのです。
「自分が人生をどう生きてきたか」「今後どうありたいか」といった問いかけが重要になります。これらの問いに対して真剣に向き合い、自分にとっての意義ある人生とは何かがわかれば、自然体で唯一無二の人生観を持てるようになると思います。
この夏、61歳になり、いよいよ60代本番となってから肩の力が抜けてきたのは、50代を頑張った!という実感があるからだと思います。もう、頑張るのは卒業します!
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中道あん著
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先細らない老後のために、50代のうちにすべきこと
中道あん著
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老後の生活資金や過ごし方など、今後の生活について実はいろんなことが気になっていながら、それらの問題を棚に上げたまま「とりあえず」で、今日を過ごしてしまってはいる人が多くいるのではないでしょうか。その問題は、歳を重ねるほどに重くなるのもわかっているのに、忙しさを理由に見てみぬふりをしてしまうことも。その不安を「埋める」ために、まずは自分自身の棚卸しを行い、「内側の問題」に向き合わなくてはいけません。
中道あんさんは45歳までパート勤め、54歳で起業。自分と向き合って、どんな人でありたいか、自分の将来像をしっかりと描くために、「棚卸し」という作業をしたといいます。充実したセカンドライフを開拓するため、どんな棚卸しをしたのか、そしてこれからの働き方やお金の生み出し方の構築はどうしたのかなどについて指南。
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