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37年の家庭生活、フラワーアートデザイナー、そして今。【68歳・志穂美悦子さん】が喜びを得るために「しないと決めていること」とは?

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ゆうゆう編集部

人生100年時代の、50歳は折り返し地点。そこで「人生二毛作」を実践している俳優・歌手の「志穂美悦子さん」にインタビューしました。第3回目は、長渕剛さんとの家庭生活、そして花との出会を経た今。68歳にしてさらなる世界へと足を踏み入れた志穂美さんの思う、人生の味わい方をおうかがいしました。

▼▼長渕剛さんとの出会い・生活は?【第1回はコチラ】▼▼
長渕剛の妻となり芸能界を離脱「専業主婦はもったいない」の声どう受け止めた?【志穂美悦子さん・68歳】

Profile
志穂美悦子(しほみ・えつこ)
●1955年岡山県生まれ。
73年にアクション俳優としてデビュー。85年『二代目はクリスチャン』主演、86年『男はつらいよ 幸福の青い鳥』のマドンナ役などで活躍するが、87年に長渕剛さんと結婚し、芸能活動を休止する。今年6月、シャンソン歌手・鬼無里まりとしてデビュー。

シャンソンは大人の歌、4分間の純文学

華道を学んだわけではない志穂美さんは華道家と名乗ることは控え、「フラワーアートデザイナー」という新しい肩書で活動を始めた。人生の二毛作が始まり、10
年の歳月が流れた。そして今年の6月、シャンソン歌手としてデビューを飾った。ついに三毛作! 

「シャンソンは20代の頃から好きでした。銀座にあった銀巴里というシャンソン喫茶に通いましたし、カラオケではその頃から『ろくでなし』が私の十八番でした(笑)。振り返ると私の原点なのです」シャンソンはフランスの歌だが、日本語の訳詞のすばらしさをいつも感じると話す。

「4分間の純文学じゃないかと思うほど、物語性があり言葉の選び方も素敵。シャンソンにどれだけ心の傷を癒やしてもらったか、乱れた心を浄化してもらったかわかりません」それを多くの人にも伝えていきたいです。

ご縁がつながり、突然のデビュー!

シャンソンには歌い手が生きてきた長い年月を反映する力があると志穂美さんは感じている。

「結婚生活では修羅場も味わいましたが(笑)、そんなものはどこにもあるはず。その経験は長い年月とともに「宝」と変わる。また変えなきゃいけない。今なら歌える! 歌いたい! 魂がそう叫びだしました」

その歌を聴いた作詞家の湯川れい子さんに声をかけられ、いきなりのデビューとなった。「驚きましたが、これもご縁。いい風をいただいたので、迷うことなく走り始めようと思います。シャンソンに命をかける覚悟はできています」

シャンソン歌手としての名は、「鬼無里(きなさ)まり」とした。

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