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長渕剛の妻となり芸能界を離脱「専業主婦なんて…」の声どう受け止めた?【志穂美悦子さん・68歳】

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ゆうゆう編集部

日本人女性の平均寿命は約87歳。まさに人生100年の時代です。100歳から逆算すれば、50歳は折り返し地点。そこから、新たな人生を歩む人や、別のキャリアを形成しようとする人がいます。今回は、そんな二毛作の人生を歩む俳優・歌手の「志穂美悦子さん」にインタビュー。まずは人生前半の起点となった長渕剛さんとの出会い・生活について語っていただきました。

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Profile
志穂美悦子(しほみ・えつこ)
●1955年岡山県生まれ。
73年にアクション俳優としてデビュー。85年『二代目はクリスチャン』主演、86年『男はつらいよ 幸福の青い鳥』のマドンナ役などで活躍するが、87年に長渕剛さんと結婚し、芸能活動を休止する。今年6月、シャンソン歌手・鬼無里まりとしてデビュー。

人気絶頂のときに長渕剛と結婚

アクションから寅さんのマドンナ役まで、どんな役も自在にこなす演技派俳優だった志穂美悦子さん。
シンガーソングライターの長渕剛さんとの結婚を機に芸能界を離れ、専業主婦になった。当時は「もったいない」という声も多かったのでは?

「ありがたいことに、俳優として順風満帆な時期でした。でも私は新たに挑戦することが好きなんですね。結婚・出産・子育ても私にとっては新しい挑戦。ワクワクするほうに自然と進んでいたのです」

長渕剛の「夫婦は同じ夢を見るべき」という言葉がもたらしたもの

でも本心では、「そのうち俳優の仕事に戻れるだろう」と思っていたそうだ。ところが……。

「夫に『1つの家庭に2つの光はいらない』と言われたんです。夫婦が別々の夢を見るのではなく、1つの夢を家族みんなで追いかけるのが結婚だ!って。えぇ?と思いましたが、そんな人を選んだわけですから、しかたがないですよね(笑)」

言葉どおり、全力で家族を愛する夫だった。3人の子どもの出産には立ち会った。近所の公立小学校に子どもを入学させ、参観日にも欠かさず出席。運動会は他のみんなと同じブルーシートに座り、家族そろってお弁当を食べた。一方で、「心がズタズタにされたことは、一度や二度じゃない(笑)」とも話す。

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