74歳と聞いてびっくり！着こなしが人気のインスタグラマー【伊藤紀子さん】「元気なうちにやりたいことは全部やる！」
物おじせず挑戦した先に思わぬチャンスが待っていた
インスタグラムを始めたのは、63歳。もともとは、夫の海外赴任先で知り合った人と交流するために始めた。右も左もわからないから、ネットで調べながら試行錯誤した。その後、70歳を目前に初孫の産着やコロナ禍にマスクを作っているとき、この生地でスカート下のペチパンツを作ろうと思いついた。さっそく仕上げて公開したら、「作ってほしい」とオファーが。それが洋服販売のきっかけとなった。今は、新作のリメイクをインスタグラムで発表して注文を受けたり、雑貨屋さんの洋服コーナーに置いてもらったりしている。
夜中に服のアイデアが浮かぶとベッドを飛び出してデザイン画を描く。新作に限らず、リメイクを思いつくとワクワクして眠れなくなる。古い服に手を入れたり、帽子やスカーフなど小物で工夫したりするのが自分流。みんなと同じじゃつまらないと思っている。
72歳からは、ウェブＣＭモデルとしても活動中。ランウェイも歩いた。孫を抱いた写真を載せたら、企業から声がかかって、ときどきシニア向けグッズやサプリ、スキンケア用品などのＣＭに出演している。
「こんなに売れると思わなかった」とうれしい悲鳴を上げながら仕上げた販売用のカムフラージュ柄のはかまパンツ。
2点ともパンツからスカートにリメイクしたもの。自分で作れるものは買わない。
