長く続けたいから、努力はしても、無理はしない

やりたいことがたくさんある伊藤さんにとって健康は何より大切だ。

元気そうに見えて糖尿の持病があり、40歳のときには、子宮摘出の手術もした。そんな経験があるから、歯科・眼科・胃・大腸の検診は定期的に受けている。ヨガは50代から、ゴルフは60歳から続けている。「継続は力なり」の言葉どおり、今が一番若いと思えるという。

どんなことにもアンテナを張り「やってみたい」の気持ちを大事にする。できる努力はするが、手が届きそうにないときは無理はしない。

「洋服の注文は増えているけれど、自分一人で作れる分だけ。大量生産や高額な『作家もの』にするつもりはない。買ってくださった方が、年をとってもそのときどきの流行を取り入れながら、自分らしいおしゃれを楽しんでほしい」。そんな願いを込めて洋服を作り続けたいと思っていると話す。

50代半ばから始めたヨガ。当初は週1回だったが、今は月2回通っている。1回1500円。

駅まで歩いたり、乗り換えのときに早歩きしたり。「あの人を抜こう」と目標を決めてウォーキングする。

伊藤さん流・心豊かに暮らすコツ

※この記事は「ゆうゆう」2025年1月号（主婦の友社）の内容をWEB掲載のために再編集しています。

撮影／中村彰男　
取材・文／野田敦子

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