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【頻尿・尿漏れ】になりやすい3つのタイプとは? それぞれの改善法も公開!

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池内かずこ

便秘気味、野菜嫌いな人は、食物繊維の含まれる食品を

尿漏れしやすいタイプ②の便秘がちな人は、直腸にたまった便が膀胱や尿道を圧迫するので、ためられる尿量が少なくなったり、尿を十分に出せなくなったりします。そのため、残尿や頻尿、尿漏れになりやすいのです。

また、野菜嫌いな人は、食物繊維の摂取量が減るため便秘しやすくなり、頻尿や尿漏れを招きやすくなります。さらに、野菜から摂取できる水分が少ないため、水分をとらない人と同様に、膀胱の細菌を尿で洗い流せなくなって膀胱炎になりやすくなります。膀胱炎の人は頻尿になり、トイレが近くなります。

便秘が続く場合は、水溶性食物繊維の含まれる食品(りんご、バナナ、みかん、トマト、キャベツ、ニンジンなど)と、不溶性食物繊維の含まれる食品(イモ類、きのこ、玉ねぎ、ごぼう、大豆など)をバランスよく食事にとり入れましょう。水溶性食物繊維は便を軟らかくして腸内の善玉菌を増やし、不溶性食物繊維は大腸の蠕動運動を促し、便の排出を助けます。

野菜が苦手なら、果物や水分を多めにとりましょう。

食が細い人はたんぱく質をとって運動もしっかり

尿漏れしやすいタイプ③の食が細い人は、たんぱく質が不足し、筋肉量が少ないことが考えられます。膀胱まわりの筋肉も不足し、十分な運動ができないため、骨盤底筋群がゆるみやすくなります。

食が細い人は、食事量はそのままでもメニューを工夫して、卵、肉、魚、乳製品、豆類などのたんぱく質を多めに食べ、こまめに運動をして骨盤底の筋肉強化をはかることをおすすめします。

ドクターハッシー先生プロフィール

内科医。高齢者向けの訪問診療「東京むさしのクリニック」院長。
2011年に「医学教育という専門領域から、日本と世界の明るい未来を創造する」という理念の元、株式会社リーフェホールディングス(旧株式会社リーフェ)を設立。将来の医師を育てる医学生向けの個別指導塾「医学生道場」 の運営や、自らが「ドクターハッシー(内科医 橋本将吉)」というYouTuberとして健康教育を行う。2022年9月に世界初、健康や医学を医師から学ぶ事のできるサービス『ヘルスケアアカデミー 』をリリース。

※2024年1月18日に配信した記事を再編集しています。

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