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お話を伺ったのは
村田博之さん　トラベルキュレーター、All About名所・旧跡ガイド

むらた・ひろゆき●中学時代から趣味の鉄道旅行を通じて、カメラ片手に各地の名所・旧跡を探訪。現在に至るまで、さまざまな観光スポットを写真に文章を添え、トラベルキュレーターとしてインターネットで紹介している。ガイドブック、新聞、テレビ、ラジオなどでも活躍。
著書に『死ぬまでに見たい日本の花絶景旅』（実業之日本社）など。

【北海道】オホーツク海の流氷

流氷を砕きながら進む、砕氷船からの眺めは最高！

冬の神秘・流氷は、世界的にも珍しいこの時季だけのダイナミックな自然現象。日本ではオホーツク海沿岸でしか見られず、砕氷船に乗れば雄大な光景を間近に観賞できる。

「風や潮の流れのタイミング次第では流氷が見られない日も。貴重で非日常的な光景だからこそ、感動を覚えます」

【紋別発着】流氷観光船 ガリンコ号　

1987年に就航した世界初の流氷観光船。2021年に新船「ガリンコ号III IMERU」が運航開始。1～3月には夕暮れ時の「サンセットクルーズ」が、2月の土・日曜日、祝日には朝の特別便「サンライズクルーズ」が運航している（天候によって朝日・夕日を見られない場合あり）。

ドリルで氷を砕いて進む！

大きなドリルで眼前の流氷を突き崩して進むガリンコ号。小型船のため、氷のガリガリ割れる音と振動が船上まで伝わる大迫力！

ボクたちに会えるかも!?

間近で海の生き物たちに出会えるのもガリンコ号の魅力。流氷の間からアザラシが挨拶してくれるかも。

【網走発着】流氷観光砕氷船 おーろら

1991年に網走港で運航開始。世界で初めて観光を目的に建造された流氷観光砕氷船。そのため船内には暖房や硬質ガラスなどの防寒設備が施され、コーヒーラウンジや売店、トイレもあり快適に楽しめる。大型船おーろらは所要時間約1時間（流氷の状況で前後する場合あり）。

展望デッキからの眺めは格別！

氷に船首を乗り上げて、船の重みで流氷を砕いて進む仕組みの大型船。展望デッキからは砕氷の音と衝撃の迫力を味わえる。

船上から見る流氷と夕焼け

夕方の出発便では、海上をオレンジ色に照らし、沈みゆく夕日を眺められることも。