【原田知世さん】「一生やらないって思っていました」それでも50歳から始めたスポーツとは?
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ゆうゆう編集部
年齢を重ねて、寛容になってきたかも。真面目でなくても何とかなるって
キャリアは40年以上。デビュー当初から女優業だけでなく歌手としても活動を続けてきた。
「女優はあくまで作品の一部で、みんなで力を合わせてつくり上げる大きなプロジェクト。一方、音楽に関してはここ10年以上ほぼ同じチームでやっていて、自分で予定を立てて作品を制作しています。女優と音楽、2つあることが自分の個性になっているような気がするし、ここまで続けてこられたのは両方があったからだと思います」
50代も後半となり、自身の変化を感じることも少なくない。
「私は基本的に真面目な性格。若い頃は真面目さゆえに『こうあるべき』という思い込みがあったように思います。でも年齢を重ねて、人にも物事にもいろいろな面があるということがわかるようになってきました。あまり苦手意識や思い込みをもたず、時間をかけて、広い視野でとらえることで見えてくることがあるんだなって。だから最近は『物事は何でも何とかなるんだから焦らずいこう』と思っています。いろんなことに寛容になってきたかもしれません」
ゆっくり丁寧に言葉を紡ぎ、「私はのんびり屋」と笑う。
「早くに仕事を始めたので、大人に囲まれて『ちゃんとしなきゃ』とせっかちになるときもありましたが、本質はのんびりしているんだなと今さらながらに気がついて。のんびりでよかったんだ、それでいこうと思うようになりました(笑)。そんなにしっかり者にならなくてもいいんだと思ったら、すごくラクになったんです。それも年を重ねたからこそ思えるようになったこと。人生は一度きりだから、自分の好きなように生きるべきだし、自分を大事にすることも必要だなと思います」