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【原田知世さん】「一生やらないって思っていました」それでも50歳から始めたスポーツとは?

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ゆうゆう編集部

まだ伸びしろがある! ゴルフでメンタル強化

今、夢中になっているのは、50歳から始めたゴルフ。

「私自身、ゴルフなんて一生やらないと思っていたのですが、先輩の女性と旅をしたときに『性別も年齢も関係なく一緒にできて、長く楽しめるスポーツってゴルフしかないし、旅も楽しくなるよ』とすすめられて始めました。本当に難しくて、なかなか前に進まないと思うけれど、1年前の動画を見ると明らかに今のほうがいい。小さい進歩だけれど、とりあえず進歩しているということは、自分にもまだ伸びしろがあると思えます」

朝の光を受けながら、歩いてのんびりコースを回るのは気持ちがいい。それ以外にも、思わぬメリットがあった。

「メンタルが鍛えられました。『よし、やるぞ!』と力んだ途端に、いつも練習でやってきたことができなくなるんです。それは歌でもお芝居でも、力をぐっと入れるとうまくできなくて、力をふっと抜いて解放したときにいいものが生まれるという感覚と似ています。それに、この年になると何かを習うとか、教えてもらうことがどんどん減っていく。仕事の現場でも自分が年上になってきた中で、年下の方に教えてもらうことはすごく面白くて、ゴルフをやってよかったなと思います」

人生は永遠じゃないからやりたいことは、今やる。会いたい人には、すぐ会う

自分をがんじがらめにせず、何事もフットワーク軽く前向きに楽しむ精神が、原田さんの魅力を後押ししているのかも。

「人生は永遠には続かないということを意識する年代になってきたので、先延ばしせずに、やりたいことは今やる、会いたい人にはすぐ会うべきだと思っています。この先は一年一年がどんどん早くなっていくんじゃないかとも思うので、悔いのないように日々を味わうことを大事にしたいと思っています」

INFORMATION 実話をもとにした、心温まる夫婦の物語『35年目のラブレター』

読み書きができないまま大人になった保(笑福亭鶴瓶)。その傍らにはいつも最愛の妻・皎子(原田知世)がいた。皎子に感謝のラブレターを書きたい––––。保は定年退職を機に夜間中学へ通い始める。結婚35年目を迎え、ラブレターがようやく形になろうとしていたが……。

監督·脚本/塚本連平
出演/笑福亭鶴瓶、原田知世、重岡大毅、上白石萌音 他
3月7日(金)より全国公開 配給/東映
©2025「35年目のラブレター」製作委員会

撮影/玉置順子(t.cube)
スタイリング・ヘア&メイク/藤川智美(Figue) 
取材·文/本木頼子

※この記事は「ゆうゆう」2025年4月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

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