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ディープな韓国の旅【掘り出しもの】があるかも!ソウル東廟のガラクタ市から玩具通りまで。ファッションだけじゃない東大門の魅力

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鈴木ちひろ

ディープな韓国の旅【掘り出しもの】があるかも!ソウル東廟のガラクタ市から玩具通りまで。ファッションだけじゃない東大門の魅力

レコードやブリキの雑貨などを売るお店には欧米の方々も。我らが鉄腕アトムの人形もありました。

掘り出しものを見つけに、ディープなエリアを訪ねてみませんか。古くは不夜城などと言われ、夜中だけ営業するファッションビルが集まる街・東大門。その隣駅に「おじさんのメッカ」として親しまれる、東廟のガラクタ市があります。古本からジャンクな雑貨、家電、山ほど集まるヴィンテージウェア……。この街ならではの激安屋台飯も見逃せません。時が止まったような懐かしい風景をお届けします。

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なんでもアリなガラクタ市。おじさんの波に驚き!

地下鉄1号線の東廟駅3番出口を出てすぐ。階段を登るや否や押し寄せるアジョッシ(韓国語でおじさん)の波に一瞬ひるみます。一体全体、こんなにたくさんのアジョッシがどこから集まったのか。都市伝説のように不思議です。

この界隈はソウルの中心部なので不動産も激高。歩いてくるような場所に住む人ははっきり言って金持ちです。地下鉄を乗り継いでわざわざ来たアジョッシが多いのでは、という意見で私と韓国人の主人は一致。

お客さんのアジョッシも不思議ですが、売り手もいったいどこからくるのか摩訶不思議。そして、いつ訪れてもこの人波というのも東廟のびっくりポイントです。所説ありますが、1980年代から自発的に始まったのだとか。どんな物が売られているのか、いっきに見てみましょう。

古い紙幣や硬貨、切手などを売るお店。ちなみに、今現在韓国で切手はほぼ販売されていません。郵便物は郵便局に行って発送するのが一般的。そのため、韓国でポストを見る機会はほとんどありません。

最近、韓国の若者の間では古着がブームなので、若い男女もちらほら。お宝が眠っていそうな気もします。

数あるスティッカーの中に、NHKのどーもくんを発見!

売り物なのでしょうが、どう見てもゴミの山にしか見えない食器店。探すだけで割ってしまいそうです。

これであなたも韓国アジュンマ!な、まっ金金のネックレスも。

北海道のお土産として有名なヒグマの人形を見つけ、これだけは欲しくなりました。ただ、お店の人が見つからずに断念。いくらだったのか、ものすごく気になります。

大量の本・本・本!! これ、店じまいはどうしているのでしょうか。

1980年の写真と言われても納得してしまいそうな、昔ながらの風景。東廟の石垣がいい味わいを醸し出しています。

街の名前にもなっている東廟は三国志の英雄・関羽将軍を祀った、400年以上の歴史をもつ由緒ある霊廟です。正式名称はソウル東関王廟。そんな格式高い霊廟のまわりが、まさかこんなことになるとは……。 関羽将軍もさぞ驚かれていることでしょう。東廟の周辺はものすごい人ですが、一歩東廟の敷地内に足を踏み入れるととても落ち着いていています。

外の喧騒が嘘のよう。一休みするのにぴったりです。

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