【野口聡一さん】「地球滅亡より夕飯のことを考えよう」どうしようもないことに対する野口さんの回答がナナメ上すぎた
2005年のスペースシャトル・ディスカバリーの打ち上げで日本人として6番目の宇宙飛行士となった野口聡一さん。宇宙飛行士として精力的に活動したのちに、定年前の2022年にJAXAを退職。新たなキャリアをスタートさせました。
今回は刊行された『宇宙飛行士・野口聡一の着陸哲学に学ぶ 50歳からはじめる定年前退職』(主婦の友社)の中で言及されている「男性の家事力の低さ」や「もしも小惑星が地球にぶつかる可能性が高まったら…?」というSFちっくな話題までゆうゆうtimeだけにお答えいただきました!
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――「日本人男性の家事負担率の低さは、実は、老後にも影響を与えてしまう」と著書の中でも野口さんは語られていますが、野口さんご自身の家事力はいかがですか?
野口聡一さん(以下、野口) 僕自身はボーイスカウトもやっていたし、4年くらいヒューストンで単身赴任の経験もあります。3食自炊もしていましたし、掃除や洗濯も一通りできるとは思います。でも世の奥様方が持っている生活力にはもちろん比べ物にならないですよ。
――「うちの主人は一人だと何もできないんです…」という人には?
野口 そうですね、旦那さまをお嫁さんに出すつもりでイチから鍛えてみたらいかがでしょう。例えば使用済みの電池をゴミに出すならどうやって捨てるのか?このゴミ箱にちょうどいいゴミ袋はどこで買えるのか?そんなクイズを出してみてください。
こういうのを日々やっていくと家事力が鍛えられていくんですよ。「クイズ形式」や「レベルアップ」みたいなゲーム感覚でやってあげると男性は意外と単純なので、のってくれる人多いんじゃないかな。
――育成型ゲームみたいですね。
野口 まさしく!もともと家事力10点だったご主人が50点になったら5倍ですよ。会社の給料が今から5倍になるとか10倍になるというよりある意味現実的じゃないですか。基本的に人間は最後には1人になるものなので、その時のことを考えておくとやはり家事力は必要だと僕は思いますね。