【ガーデニング】花壇作りは立体感が決め手!草花が育つ形3タイプ[9選]
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光武俊子
草花の苗を選ぶとき、私たちはつい花の美しさに目を奪われてしまいがちです。けれども、春になると苗はどんどん育ち、高く伸びたり横に広がったり、それぞれ特有の姿になります。草花が本来どんな姿に育つのかを知ると、庭や寄せ植え 寄せ植えとは、複数の植物を1つの鉢やプランターにまとめて植えることです。花の色や形、高さのバランスを考えることで、美しいアレンジが楽しめます。同じ環境を好む植物同士を組み合わせるのがコツです。季節ごとに植え替えれば、年間を通じて楽しめる人気のスタイルです。
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【ガーデニング】春にタネをまく一年草8選 夏に色とりどりの花を咲かせる草花の育つ形、草姿に注目して組み合わせよう
植物は同じ属の仲間でも、草姿がまったく異なるものがあります。例えばカンパニュラ属のフウリンソウ(カンパニュラ・メディウム)は草丈120㎝ほどにもなってベル状の花を穂状に開花。同じ属のオトメギキョウは草丈10~15㎝でカーペットのように広がり、ベル状の花を株いっぱいに咲かせます。
花の形が似ている仲間でも、草姿の違いで雰囲気や植栽の使い方が変わってくるのがわかりますね。 寄せ植えとは、複数の植物を1つの鉢やプランターにまとめて植えることです。花の色や形、高さのバランスを考えることで、美しいアレンジが楽しめます。同じ環境を好む植物同士を組み合わせるのがコツです。季節ごとに植え替えれば、年間を通じて楽しめる人気のスタイルです。
草花の育ち方には大きく3つのタイプがあります。
■茎が上に高く伸びるタイプ
■茎がよく分枝してこんもり茂るタイプ
■茎が横に伸びて這うように広がるタイプ
異なるタイプの草花を隣り合わせると、タイプごとの特徴が際立ちます。
3タイプの植物を組み合わせると、花壇も寄せ植え
草姿のタイプ別/春に咲くおすすめ草花9選
<茎が上に高く伸びるタイプ>
雄大な花穂が存在感たっぷり【ルピナス】
開花期:4~6月 一年草とは、発芽から開花、結実、枯死までのライフサイクルを1年以内で終える植物のことです。春にタネをまいて夏から秋に花を咲かせる「春まき一年草」と、秋にタネをまいて翌春から初夏に開花する「秋まき一年草」に分類されます。代表的な春まき一年草には、ヒマワリやコスモスがあります。短期間で生長し、華やかな花を楽しめるのが特徴です。
草丈:30~120cm
登りフジとも呼ばれる大きな花穂が、遠くからでも目立ちます。花壇の後方に植えつけても迫力があり、こんもり咲くタイプの草花の中から花穂を出させたりするのもすてき。寒さに強いものの高温多湿に弱いため暖地では一年草
大きなベル状の花がかわいい【フウリンソウ(カンパニュラ・メディウム)】
開花期:5~7月 多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。 二年草とは、タネをまいてから花が咲くまでに2年かかる植物のことです。1年目は株が生長するのみで花を咲かせず、2年目に花を咲かせてタネを作り、枯れます。
草丈:50~100cm
ベル状の大きな花を穂状につけるのが見事で、花後に茎を切り戻すと二番花も楽しめます。多年草
たくさん咲く花を大きな塊で【ヤグルマギク(セントレア)】
開花期:5~7月
草丈:50~80cm
キク科特有の小さな花を矢車のように集めて咲く、ナチュラルな雰囲気の花。花穂のような迫力はありませんが、風に揺れる姿が美しい。1株で何本も70㎝ほどの花茎を立ちあげるので、数株まとめると草丈が強調されます。春は草丈の低い花が多いため、高く咲く花はアクセントになります。