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【モノがあっても心地いい家】元ミス日本・伊藤千桃さん“捨てられない性格”なのに、なぜスッキリ?【前編】

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ゆうゆう編集部

家が散らかるのはモノが多いから。わかっていても捨てられない……。そう諦めてはいませんか? モノが多くても、片づけが得意でなくても、すっきり心地よく暮らす方法はあります。「捨てられない性格」と話す、元ミス日本・伊藤千桃さんに、整理や収納の工夫で心地よい住まいを作る秘訣を伺いました。

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PROFILE
伊藤千桃さん・「桃花源」主宰

いとう・ちもも●1950年インドネシア、ジャカルタ生まれ。神奈川県在住。72年度ミス日本。
宅配レストラン「桃花源」を営み、旬の地野菜を使った料理で人気に。オリジナルの野草茶も販売(https://chimomo.official.ec/)。現在は民泊(Airbnb)サービスも行っている。
著書に『千桃流・暮らしの知恵』(※現在は電子書籍版のみの扱い/主婦の友社)

飾るものと隠すものを入れ替えて気分転換

神奈川県葉山町で土地に根差した暮らしをする伊藤千桃さん。自宅には木材や竹など天然素材の骨董品や手仕事の愛用品が多く、どれもなかなか巡り合えないものばかりだ。

「天然素材は年月を重ねるほど味わいを増すのが魅力。最終的に土に返り、循環させられる点もいいですね」

ケータリングを行っているため、台所道具は特に多い。出番の少ないものは引き出しに、よく使うお気に入りは吊って収納。空間を生かすことで調理台がすっきりと片づき、使い勝手も見た目のよさもかなえられる。

また、伊藤さんはひんぱんに模様替えを楽しんでいる。飾っていたものが見慣れてきたと感じたら片づけ、しまっていたものと入れ替える。おかげで部屋の雰囲気が変わり、モノに対しても飽きることがない。

「整理をしていると、しまい込んであるもののことをふっと思い出し、倉庫から引っ張り出してきます。その時々でアイデアが湧くんです」

ひんぱんに使うお気に入りの道具は吊って見せる収納に

ポールは20年前に購入しておいたもので、ここという場所が定まった16年前に設置。調理台のじゃまにならず、どこに何があるか、一目瞭然。

調理の動線や使い勝手を考え、道具は吊るすものと引き出しに収納するものに分ける。「こまごましたものは種類別に袋に入れ、引き出しに」

バティックで季節ごとに彩りを添えて

伊藤さんはモノを捨てられない性分。食卓で使っている色褪せたガーデンチェアも座布団も、うまく使えないかと長年思案していたものだ。

「座布団は昔、友人から譲り受けたもの。上質な真綿で、丸洗いして干してみたらフカフカになったんです。ガーデンチェアにのせてバティックですっぽり包んだら、立派なダイニングチェアになりました」

バティックはインドネシア人のいとこのお土産と親族の墓参りで訪れたマドゥラ島の工房で買ったもの。

「秋冬はこっくりと深い色調に、夏は白地のさわやかな柄にと、季節ごとにイメージチェンジを楽しんでいます」

伊藤さんのお眼鏡にかなったものは、色調や風合いに統一感がある。だからこそ、ごちゃごちゃとして見えず、心地よい空間が完成している。

捨てられなかった古座布団と椅子は布を使って再利用

食卓の椅子は、古くなったプラスチック製のガーデンチェア。「古い真綿の座布団をのせてバティックで包んだら、よみがえりました」

茶器は種類別に三段かごにまとめて収納

茶器は庭仕事や家事の合間、ホッと一息つくティータイムのお供。かごは小さな器をコンパクトに収納でき、インテリアとしてもサマになる。

※この記事は「ゆうゆう」2024年5月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

撮影/橋本 哲 取材・文/坂口みずき

※2024年4月12日に配信した記事を再編集しています。

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