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【ガーデニング】黒田健太郎さんがレクチャー 魅力を引き出すペチュニアの使い方

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園芸ガイド編集部

ペチュニアの管理のポイント

きれいな花をキープするための管理について、ポイントをピックアップします。

【Point1】植えつけはやや浅植えに

ペチュニアは全般的に蒸れが苦手です。株元が蒸れると株が弱ってしまうので、少しでも風通しをよくするために、深植えは避け、やや浅植えにします。植えつけ後もときどき株元の葉をすくとよいでしょう。

【Point 2】水やりは控えめに

気温が高くなるとつい規則的に水やりをしてしまいますが、ペチュニアは土が乾きぎみの状態を好みます。常に土が湿った状態にならないように、土の色や鉢の重さをチェックして、水やりの頻度をコントロールします。

【Point 3】定期的に施肥を

花が次々と咲くペチュニアは肥料を必要とします。植えつけ時の元肥

元肥とは、植物を植える前や植えつけ時に、あらかじめ土に混ぜ込んでおく肥料のことです。追肥とあわせて行うと元気に育ちます。

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以外に、緩効性肥料

緩効性肥料とは、肥料成分がゆっくりと土壌中に溶け出し、長期間にわたって植物に栄養を供給するタイプの肥料です。追肥、元肥のいずれにも使用され、施肥の手間を減らすことができます。

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なら月に一度くらい、液体肥料なら10日~2週間に一度くらい与えましょう。真夏の花が休む時期は控えてかまいません。

【Point 4】枯れた花は摘み取る

花がしぼんだり色があせてきたら、早めに花がらを摘み取りましょう。そうすることで次の花の成長が促されます。花がら摘み

花がら摘みとは、咲き終わった花(花がら)をこまめに取り除く作業のことです。見た目をきれいに保つだけでなく、新しい花を咲かせやすくし、病気の予防にもなります。

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の際は、手をぬらしてから触れば、ペチュニアの花や茎のベタベタ感が気にならずにすみます。

【Point 5】まめな切り戻しでシルエットを保つ

ペチュニアは成長スピードが速く、シルエットが乱れやすい品種

品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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もあります。一度にバッサリと切り戻すと2週間ほど花を楽しめなくなるので、きれいなシルエットを保つつもりで日常的に少しずつカットすることをおすすめします。

監修者
黒田健太郎

フローラ黒田園芸 勤務

黒田健太郎

埼玉県さいたま市の園芸店「フローラ黒田園芸」勤務。インスタグラムのほか、寄せ植えや花壇作りの制作過程がわかる「YouTube フローラ黒田園芸ガーデニングチャンネル」も好評配信中。

埼玉県さいたま市の園芸店「フローラ黒田園芸」勤務。インスタグラムのほか、寄せ植えや花壇作りの制作過程がわかる「YouTube フローラ黒田園芸ガーデニングチャンネル」も好評配信中。

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