【ガーデニング】黒田健太郎さんがレクチャー 魅力を引き出すペチュニアの使い方
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園芸ガイド編集部
園芸店にはペチュニアの苗がたくさん並んでいる今、多種多様な花色や花形から、お気に入りを選ぶのは楽しみのひとつ。バラエティー豊かなペチュニアをよりきれいに見せる方法を、黒田健太郎さんに教えていただきました。
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バリエーションが豊富で、春からの中心的花材といえるペチュニア。3月ごろから徐々に苗が出始めますが、花を見て選ぶなら4月後半以降のほうが開花株の種類が多くそろってきます。
ペチュニアは少しアレンジするだけでも、雰囲気をがらりと変えられる花。せっかくなので、植える鉢やバスケットを選んでみたり、葉ものを合わせてみるなど、手を加えてみましょう。ごく普通に見えていた花が〝お姫さま〟に変身しますよ!
今回は、植え込むバスケットやウッドボックスにあらかじめペイントしたり、飾る場所をある程度想定してから花材や器を選んだりしています。飾るスペースが限られている場合は、小さめの鉢をいくつか並べる寄せ鉢もおすすめです。
〝ペチュニアが咲くシーンをつくる〟ということを意識すると、よりペチュニアの魅力を引き出せます。「ここにこんなふうに飾りたい」などイメージしながら花や鉢を選んで、すてきな空間をつくってみてください。
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詳細はコチラ複雑な花色を生かしながらシック&さわやかに
一重で花径が大きくゆるやかなフリル、そしてグリーンにグレー、パープルのベインも混ざる複雑な花色のおしゃれペチュニアがメイン。もう1種のペチュニアも花色はグリーン系ながら、花形も株姿もこぢんまりしているので、こちらはアクセントとして入れています。
ペチュニアだけで平坦にならないよう、つるの長い斑入りアケビ、動きを出せるヘデラ、やや立ち上がるヒペリカムという、伸び方が異なる3種の葉ものをプラス。器にしたウッドボックスは、これらの植物となじむ色でペイントしました。
性質の似ている花を合わせたエレガントな雰囲気のバスケット
八重咲きの同じシリーズのペチュニアを2色使っています。どちらもグリーンがかったやさしいピンクで、ボリューム感のある花姿。これらを魅力的に見せるために、ペイントしたバスケットに植え込みました。
合わせたのは2種のハーブゼラニウム。小さな花が咲きますが、葉色がきれいで葉形もかわいらしいのでリーフプランツとして植えています。ペチュニアもゼラニウムも乾燥ぎみを好むので、常に土を湿らせないように水やりは適度にします。
ペアのバスケットでつくるお気に入りの空間
サイズ違いの壁掛け用ワイヤーバスケットを使い、ワンセットで楽しむ寄せ植え。メインの花を同じペチュニアにして統一感を出しています。
八重でベインの入ったシックなバイオレットのペチュニアを、小さいバスケットには1ポット入れ、大きいほうには2ポットともう1種、同系色で小ぶりのペチュニアも。
さらに、垂れ下がるディコンドラ、立ち上がるロータスという、伸び方の異なるシルバーリーフをそれぞれ加えました。壁やフェンスにペアで飾って、お気に入りの空間をつくりましょう。
小さな鉢を寄せて洗練されたシーンを演出
鉢を置くスペースが限られている方、多種の寄せ植えが苦手な方にもおすすめの飾り方。単植、または2種のみの寄せ植えの鉢を3~4つ組み合わせて飾るだけで、スタイリッシュな空間が生まれます。
ポイントは鉢のトーンやデザインを近いものにすること。鉢とメインの花に統一感をもたせれば、花色はさまざまでもちぐはぐな雰囲気になりません。
また、鉢に高低差を出すと全体のバランスがよくなります。この飾り方ならいろいろなペチュニアを一度に楽しめますので、ぜひトライしてみてください。